BMWのアクティブクルーズコントロールを評価

BMWのアクティブクルーズコントロール

BMW330eに乗り換えて、半年が過ぎました。

走行距離、約6000km。レクサスに乗っていたときより走行ペースが速いのは運転が楽しいからにほかならないと思います。

さて、今回は、BMW330eを購入の一候補と考えられている方から質問を頂いたこともあり、「BMWのアクティブクルーズコントロール」について自分なりの意見を記載したいと思います。

BMWのアクティブクルーズコントロールとは

アクティブクルーズコントロール(ACC)とは、ドライバーがアクセルやブレーキの操作をしなくても、自動で定速走行するだけでなく、前車がいれば自動で加減速を行い車間距離を制御して走行してくれる大変便利な機能です。

さらに前車が止まった場合は、自動的にストップし、前車が再びスタートした場合は、簡単な操作(一定条件のもとで自動※)で動き出して追従をはじめます。
※停車して3秒以内に前車が発進すれば自動で発進。

BMWの3シリーズ(318i以外)は、このストップ&ゴーの機能も付いています。

普段のACC走行時はアクセルやブレーキを操作することなく快適そのものですが、

  • 急なカーブで前車を見失った場合や
  • 上り坂から下り坂になる時などで前車を見失った場合

は、設定された速度まで不自然な加速が始まったり、

  • 前に急に車が割り込んできた場合

も不自然な動きをする場合があります。

このように時として 人間の反応と比較して仰々しい動きをしますが、基本的には快適です。

アクティブクルーズコントロールの恩恵は、レクサスGS450h(2012年式)に乗っていた時から受けており、その自然な動作に感心していましたが、BMW330eの動作も同等で自然です。

以下にACCに関してもう少し細かい内容を記載します。

BMWのACCレバーの位置

BMW330eのACC操作ボタンはハンドルの左側にあり、親指だけで全ての操作が可能です。

BMWのACC操作ボタンの位置

例えば、

  • 急カーブに差し掛かった時
  • 前の車が車線から出て行こうとした時
  • 車が割り込んでこようとした時

などに、親指でACC解除ボタンを押すことで、不自然な動作は回避できますし、事態がおさまったところですぐにACCボタンを押すことで再度ACCの恩恵を受けることができます。

慣れてコツをつかめれば、上記のようなイレギュラー時でもアクセルやブレーキを踏む回数をかなり減らすことができます。

レクサスGSのACC操作レバーは、ハンドルの奥のワイパー操作レバーの下にありました。

それはそれで特に不満は無かったのですが、瞬間的な操作ではワイパーレバーと混同することもありましたのでその点操作しやすくなりました。

BMWのACCは3秒以内は自動発信

さらに、BMW330eは停止して3秒以内に前の車が動き出すと自動的に発進してくれます。

レクサスGSの時は、停止状態から前の車が発進すると必ずレバーを上げるかアクセルを踏んで発進しなければならなかったので、楽になりました。

ストップ&ゴーを繰り返す渋滞時には重宝します。

BMWのACCは自然なストップ&ゴー

レクサスGSのときもそうでしたが、停止と発進は人が行うものとさほど変わらないほど自然に行います。カックンブレーキや急な発進はありません。

BMWの特徴としては、停止する場合に一度瞬間的に停止しますが、その後、20cmほどゆっくりと前に進んでしっかり停止します。

後車の追突からの衝撃を和らげるためか?という記事を読んだことがありますが、定かではありません。慣れるまでは、20cmほど前進しているときにちゃんと止まるのかと心配していました。

参考:レクサスGSのレーダークルーズコントロール

変な動作をすることも

BMWのACCもときどき変な動作をします。

特に大型トラックの後ろにつくと、正しい認識が難しいようで、2度ほど止まる気配がないためブレーキを踏んだ経験があります。

車高が高いので、レーダーが正確に認識してくれないのかもしれません。

また、追従している前車が停車したことは認識できても、追従していない前車が信号などで停車している場合は、近づいていってもギリギリまで認識ができないようで、認識する前にブレーキを踏んでしまいます。

レクサスGSの時もときどき変な動作をしていました。

ACCの動作はあまり過信しないようにしなければなりません。

ステアリングの自動操作

レクサスGSの時は、LKA(レーンキーピングアシスト)という、車線を認識してドライバーのステアリング操作をサポートするオプションをつけていました。

ACCとの併用で限りなく自動運転に近い動作を期待してのことです。

ですが、レクサスGSのLKAはハンドルが動くというほどのものではなく警告するレベルだったので使えるものではありませんでした。

参考:レクサスGS450hのLKA(レーンキーピングアシスト)

BMWも現行の5シリーズになるとかなり高い精度で車線を認識してステアリング操作までサポートする機能がついているようですが、3シリーズでは、車線逸脱を警告として振動をハンドルに伝えるに留まります。

ただ、レクサスGSの時がそうであったように、車線の認識レベルが低く下手に中途半端なものであれば、かえってそちらに気をとられてしまい本末転倒となってしまいますのである程度進化するまでは無くてもいいものと思っています。

BMWのアクティブクルーズコントロールまとめ

自動運転にはほど遠いものの、BMW330eのアクティブクルーズコントロールはほぼ問題なく快適に使えます。

特にストップ&ゴーを繰り返す渋滞時や、長距離運転などでアクセルをずっと踏んでおかなければならない時などは重宝しています。

ただ、主に運転を楽しむために購入するBMWですから、ACCの精度はあまり気にしない人が多いかもしれません。

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