BMW 330e(F30)の評価レビュー

BMW330e(F30)のレビュー・評価

BMW 330e(F30)ラグジュアリーが11月下旬に無事納車し、10日ほどが過ぎました。

この間、400kmほど走行しましたので、購入を検討されている方の参考になればと思い、試乗ではわからなかったことも含めて改めてその感想を書きたいと思います。

先日書いたBMW 330e(F30)の試乗の記事の修正と加筆を兼ねてますのでそちらの記事も参考にして頂ければと思います。

尚、2021年、330e(G20)に乗り換えた後の330e(G20)の評価も記事にしていますので、興味のある方は参考にして頂ければと思います。

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BMW330e(F30)の評価

エクステリアデザイン

エクステリアのデザインは個人の好みの問題ですので詳細は割愛しますが、私は以前乗っていたレクサスGSよりBMW 3シリーズのエクステリデザインが好みです。

走行性能

BMW 330eには走行モードとして、以下の4種類が用意されています。

走行モード 走りの内容
AUTO eDriveモード
(デフォルト)
電気モーターとガソリン・エンジンが最適なバランスで高効率に連動して走行するモード
MAX eDriveモード 電池残量が一定以上ある場合に時速120kmまでの速度域まで電気モーターの駆動力のみで走行が可能な走行モード
SAVE Batteryモード バッテリーの充電量を減らさないように効率的な走行するとともにガソリン・エンジンによる発電によりバッテリーの充電が可能な走行モード
CHARGE Batteryモード シフトレバーをM/S側に倒すことでガソリン・エンジンによる発電によりバッテリーの充電が可能なモード

BMW 330eは2000cc(ターボ)+モーターですが、デフォルトのAUTO eDriveモードでも、低速域でのトルクも力強く、実用域までは、以前に乗っていたレクサスGS450h(3500cc+モーター)と変わらない走行性能を体感できます。

特に山道の上りではストレスを感じることなくキビキビと気持ち良く走れます。

BMW330eのシフトレバー

また、これらの走行モードとは別にドライビング・パフォーマンス・コントロール・ボタン(DPC)として、

  1. SPORT
  2. COMFORT(デフォルト)
  3. ECO PRO

の各モードがあります。

DPCと走行モードを組み合わせることで、エンジン・レスポンスやステアリング、トランスミッションの特性を、ドライバーの好みに変えることができます。

つまり、4つの走行モードと3つのパフォーマンス・コントロール・ボタンの組み合わせの分、走行が楽しめるという訳です(実際は組み合わせができないものもあります)。

走行モード パフォーマンスモード
AUTO eDriveモード(デフォルト)
MAX eDriveモード
SAVE Batteryモード
CHARGE Batteryモード
SPORT
COMFORT(デフォルト)
ECO PRO

AUTO eDriveモードやCHARGE BatteryモードでSPORTモードを設定するとよりダイナミックな走りが可能となり、AUTO eDriveモードでECO PROモードを設定すると省燃費運転が可能となります(COMFORTはその中間)。

そして、電気の残量が数%と少なくなってもエンジンの力で走ります。

その時の気分に応じて、モーターのみの走行、ハイブリッド走行、ガソリンエンジン走行が可能な上、ダイナミック走行や省エネ運転が可能という訳です。

どのモードでも、とても200kgの電池を積んでいると思わせない軽快な走りです。

乗り心地

欧州車ですし、ランフラットタイヤを履いていますので、固いという印象は否めませんが、ラグジュアリーということもあり、乗り心地はまろやかで良好です。

路面や高速道路の繋ぎ目などの段差も不快な突き上げはなくマイルドにいなしてくれます。

結構な悪路(凸凹道)でも不快に感じることはまずありません。

試乗した際のタイヤが18インチだったのに対して納車した車は標準の17インチを履いているせいか、試乗の時よりも乗り心地は若干いいように感じます。

特に乗り心地と静粛性に神経質な私は、気に入らなければすぐに非ランフラットタイヤに交換しようとタイヤ交換費用を別に確保していましたが、しばらくは交換不要のようです。

乗り心地は高く評価できます。

ただ、ランフラットタイヤということもあり路面のゴツゴツ感は少し拾います。

静粛性

購入前に試乗した際、静粛性について、以前乗っていたレクサスGS450hとほぼ変わらないとレビューしましたが、これは少し過大評価をしていたようです。

エンジン音

まず、エンジン音ですが、電気走行時は勿論のこと、エンジンがかかった場合でも基本的に静かです。加速しなければ車内では殆ど聞こえません。

ただ、試乗の際はある程度充電されている状態で、時速60キロ程度からエンジンがかかるパターンを経験し、この場合はエンジンがかかったことに気づかないほど静かなことを試乗記に記載しましたが、電気が数%と少なくなった場合は、出だしからエンジンがかかる場合もありますし、低速域でもシュルンとかカシャンとか比較的頻繁にエンジンがかかるようになり、音も聞こえるようになります。

しかし、その音もよくあるアイドリングストップからの発進時のエンジン音や振動には程遠く、気にならないほど静かな音で、振動も全くありませんので、私のように神経質な方でない限り、エンジン音の静粛性については高い評価を与えていいと思います。

ロードノイズ

次にロードノイズですが、これは試乗の時より耳につくようになりました。

コーといった低い音で、不快な音ではなく煩いといったレベルでもありませんが、GSと比較するとやはりGSのほうが音が抑えられているように思います。

この部分が試乗の際に過大評価していた部分です。

もしかしたらタイヤが違っていたのかもしれません。

ちなみに納車された330eのタイヤのメーカーは、BRIDGESTONE POTENZA S001です。

試乗車は確認していません。

しかしこれはあくまでもレクサスGS450hとの相対的な評価で、基本的には遮音性は高くロードノイズについても比較的抑えられているのではないかと思います。

タイヤを変えるとかなり静かになるかもしれません。

燃費

現時点で400kmほどの走行、しかも慣らし運転中ですのでこの先どうなるか分かりませんが、今のところ電気の補給をせず、14km/ℓほどです。

電気がほぼ無くなってリセットしてからの数字ですので、今後も大きな誤差はないのではないかと思います。

ただ、燃費は乗り方で大きく変わってくると思います。

国産(トヨタ・レクサス)のハイブリッド車は、アクセルの踏み加減やブレーキング、速度などで燃費を調整するしかありませんでしたが、BMW330eの場合は、走行モードが多彩ですので、モードの選択次第で大きく個人差が出てくると思われます。

ちなみに400km走行で14km/ℓは、AUTO eDriveモード(エンジン+モーター)で運転し、電気の残量が少なくなってきたらSAVE Batteryモード(エンジン+モーターですがエンジンが主体)で充電するといったやり方をしました。

勿論、充電を気にすることなくずっとAUTO eDriveモードで走行しても構いませんが、私の場合、長期間(2週間とか?)車に乗らない場合もあるため、あえてSAVE Batteryモードで充電をして駐車場に保管しています。その方が電池にはいいとか?

SAVE Batteryモードでもエンジン主体で普通に気持ちの良い走りができる上、2時間もあれば80%以上の充電が可能です。

尚、SAVE Batteryモードによる充電は公式サイトには「50%まで増やすことが可能」とありますが、現在は「95%?まで増やせる」ようプログラムが書き換えられているようです。

また、シフトレバーをM/S側に倒すことにより、ガソリン・エンジン主体の走行となりSAVE Batteryモード同様、充電することができるようになります。

後日、2,400kmほど走行して改めて燃費をまとめましたので参考にして下さい。

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内装・装備

BMWは内装がチープとのレビューが多いのですが、高級感があるとは言わないまでも意外と悪くないというのが個人的な感想です。期待値が低すぎたのかもしれません。

6年ほど前に試乗したときと殆ど変わらないデザインでシックでシンプルです。

無駄がなく飾らないデザインが結構気に入っています。

一つ一つのパーツの質も酷評されているほど悪くありません。

bmw330e内装

シート(ダコタレザー)の革も硬くて丈夫。

ドア内側の取っ手部分やセンターコンソール部分、またインパネ付近の「木目?」もレクサスのそれとは違い、太くて重厚な木のぬくもりを感じることができ(実際、木かどうかは不明)、触れると安心感があります。

bmw330eインテリア

インパネ部分には、プログラマブル・ボタンというものがあり(下図①の1~9までのボタン)いわゆるショートカットの機能を有します。

bmw330eインパネ部分

1はテレビ、2はラジオ、3はHD(オーディオ)といった具合に設定可能で、一押しで目的とする機能にたどり着けますので、よく利用するナビの案内や電話を設定しておけばワンプッシュで案内開始、発信といったことが可能になります。

レクサスにはなかった機能ですが非常に便利です。

ただ、ボタンの質はちょっとチャッチイかな。

上図②はエアコン調整用のダイヤルです。

夏場に設定する23度と冬場に設定する23度との違いを認識させるダイヤルでレクサスでは冬場に28度以上に設定してもイマイチ暖まらなかった足元がBMWでは23度くらいで十分暖まります。

液晶画面はレクサスGSの12.3インチからかなり小さくなり(8.8インチ)、やや不便になりました。解像度もレクサスが全然上です。

液晶画面がレクサスのそれより少し手前にあるのがせめてもの救いです。

また、夜間のリアビューモニターが暗いです。昼でも立体駐車場の屋内に駐車する時や、夜間にバックで駐車する際は目を凝らす必要があります。

ステアリングの革質も私は気になりませんが高級車という感じではありません。

ステレオの音質は、オプションでHIFI9スピーカーにしましたが、それでも断然レクサスISやGSの標準が上です。車の性能に関係ないこの辺りはBMWは国産車と比べるとイマイチですね。

勿論、このあたりは購入前から想定内でしたが、思ったほど差がなかったのが良かったです。

bmw330eの内装デザイン

レクサスGSから一回り小さくなったBMW330eですが、どういう訳か後席のスペースはさほど変わりません。

勿論、足場のフロアマットはオプションで10万円近くするレクサスが上質です。

bmw330e後席

あと、BMW 330eは、ドライビングアシストとして、以下を標準装備しています。

ドライビングアシスト 内容
レーン・ディパーチャー
・ウォーニング
車線の逸脱をドライバーに警告
前車接近警告機能 衝突の危険性が高まった際にドライバーに警告を発する
衝突回避・被害軽減ブレーキ 追突が不可避な場合に、システムが自動的にブレーキをかけて衝突を回避・被害の軽減を図る、また、歩行者検知機能の採用により、歩行者への接近に対しても、ドライバーへの警告と衝突回避・被害軽減ブレーキを作動させる
アクティブ・クルーズ
・コントロール
(ストップ&ゴー機能付)
ミリ波レーダー・センサーにより前方の車両との車間距離を維持しながら加減速を行い、低速走行時には車両停止まで制御する
レーン・チェンジ
・ウォーニング
ドライバーから死角になる自車の左右後方を走行する車両や、追い越し車線から急接近してくる車両をドライバーに警告することで、安全な車線変更をサポートする
サーボトロニック 車速に応じてパワー・ステアリングのアシスト量を可変制御する

4年ちょっと前に購入したGS450h(BMW330e+200万円)には、これらのうち、

  • 衝突回避・被害軽減ブレーキ
  • アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)

の2つの機能しか標準装備(たぶん)されていませんでした。

さらに、330eは、スマホからの操作で車両の位置や走行可能距離が確認できたり、車両をロック・アンロックしたり、また、夜間に車の存在を知らせるべくパッシングさせたり、エアコンを予めONしたり予約したりといったことも可能です。

車も年々進化していますね。

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まとめ

以上、400kmほど走行してのBMW 330e(F30)の評価レビューをさせて頂きました。

エクステリアデザインや内装・装備、静粛性や燃費は概ね満足レベルで、特に、走行性能と乗り心地には満足しています。

330eのラグジュアリーは、「BMWのスポーティな走りは好きだけど乗り心地が(悪い)」という人におすすめです。M Sportと比較するとスポーツ性能は落ちますが、それでもスポーツ性能と乗り心地を高い次元で両立させています。

ざっくり評価するとこんな感じです。

BMW 330eのメリットとデメリットは、下の記事でもまとめていますので参考にして頂ければと思います。

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