BMW 330e iperformanceのストレスのない走らせ方

BMW 330e iperformanceのストレスのない走らせ方

久しぶりに愛車であるBMW330e iperformanceの記事を書いてみようと思います。

早いものでBMW330eに乗り換えて来月(11月)で2年が経ちます。

今回は、やや特殊と思われる自分のBMW330eの乗り方(走り方)を一つの情報発信として書いてみたいと思います。

BMW330e iperformanceとは

BMW330e iPerformanceはご存じのとおりPHV(プラグイン・ハイブリッド)です。

BMWは全てのプラグイン・ハイブリッド・モデルに「iPerformance(iパフォーマンス)」という名称を使用しています。

BMW330eは、2ℓターボエンジンと7.7kWのバッテリーを搭載しており、PHVですが充電設備がなくても回生ブレーキなどで充電しながらハイブリッドとしての走行が可能です。

BMW330eのハイブリッドシステムは体感上それなりに良くできたシステムで大きな不満はありませんがトヨタのハイブリッド車に長年乗ってきた私としてはやや不満のある出来具合です。

具体的には、中速域以上では全く気になりませんが、低速域ではモーターとエンジンが切り替わる時にごくわずかな音とショックが伝わってきます。

酷評されているベンツのC350eほどではないようですが。

アクセルから足を離したりブレーキを踏んだりするとエンジンがストップしてモーター走行に切り替わり、アクセルを踏むと再びエンジン走行にと切り替わりますが、車の混雑状況などで切り替わりが頻繁になると、不快というほどではないにしても気になる場合があります。

BMW330e乗りの方の中には同じように思っている人も少なくないのではないかと思います。

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BMW 330e(F30)のメリットとデメリット

トヨタ車(レクサス車を含む)のハイブリッド車は車格でも異なると思いますが、低速域での切り替わりはもっとスムーズです。

やはりハイブリッドシステムはトヨタには敵いません。

BMW330e iperformanceのストレスのない走らせ方

そんなこともあり、私は、早い段階(購入して半年ほど)からエンジンとモーターが頻繁に切り替わるハイブリッド車として乗ることを放棄しています。

走りの基本はスポーツモード

私の場合、走りの基本を「SPORTモード」にしています。

充電量が少ない時は「SPORTモード+SAVE Batteryモード」で電気を貯め、90%ほど貯めると「SPORTモード」で走行します。

どちらのモードもスポーティで快適に走れます。

足もM SportではなくLuxuryなので乗り心地も変わりません。良いままです。

何故SPORTモードにするかというと、走行モードをSPORTモードにすると十分に充電されていても走行中はモーターには切り替わらずエンジン主体の走りとなるためです。

低速域でブレーキを踏んでも、いつアクセルが踏まれても素早く立ち上がれるように、なかなかモーターには切り替わりません。

そのため、軽い渋滞時ならエンジンとモーターが頻繁に切り替わるストレスから解放されます。

かといって信号待ちなどで完全にストップするとエンジンは静かにストップし、アイドリングストップ状態になります。

そして、発進時もブレーキから足を離すとすぐに静かにエンジンがかかりますので、気持ち良くスタートすることができます。

それに、スポーツモードで走ると、アクセルレスポンスが良くなり、電気の力と相まって加速も申し分ないためとても気持ち良く走ることができます。

静かにアイドリングストップ・スタートをする3500cc並みの車といった感じで、これで走ると快適そのもの。BMW330e乗りの方には是非試してほしい乗り方です。

スポーツモードでない場合は、発信時にブレーキから足を離してもすぐにはエンジンがかりません。アクセルを踏んでちょっとしたタイムラグがあってエンジンがかかるため、ちょっとぎくしゃくした感じになります(尚、十分に充電されていればモーター主体の走行になりますのでエンジンはかかりません)。

電気を貯めてモーター走行

エンジン主体とする走行には、このほかに、CHARGE Batteryモードがあります。

CHARGE Batteryモードは、その名の通り、電気を貯めながらの走行で、エンジンの回転数が上がり、アクセルレスポンスも良くなります。

このモードでは、停止してもエンジンが止まらないので低速域での電気との切り替わりのショックや音から解放され、スポーツモードに準じた気持ちの良い走りができます。

電気がMAXの95%貯まっても、続けてこのモードで走行する場合は、電気を貯めなくてよい分、燃費も良くなります。

そして、モーターで静かに走りたい気分的になった時は、MAX eDriveモード(モーター走行)に切り替えます。

満充電している場合は、1時間(20km~40km)ほどはエンジンがかかりませんのでその間はエンジンへの切り替わりのストレスから解放されます。

つまり、ハイブリッド車として乗ることを放棄し、スポーツモードやSAVE Batteryモード、CHARGE Batteryモードで走るか、または電気モードで乗ることでエンジンと電気の切り替わりストレスから解放され、いつも気持ちのいい走りが体感できるという訳です。

静かでスムーズな走りが好きだった私ですが、なぜかBMWに乗り出してからは電気だけで走ると物足りなさを感じます。

トヨタ(レクサス)車ではそんなことを思うことはありませんでしたが、BMWではエンジンで走るのが好きになりました。

気になる点

私の場合、このようにスポーツモードを基本にモーターかエンジンかどちらかに絞った走りにすることでいわゆるエンジンとモーターが頻繁に切り替わるストレスから解放されています。

燃費は10%ほど悪くなりますが、2ℓターボとモーターがあいまった走りの気持ち良さは何ものにも代えがたいものがあります。

もしかしたら同じような乗り方をしている人がいるかもしれません。

参考:BMW330eの燃費

以前乗っていたレクサスGS450hは、モーター+3.5ℓのエンジンで、それはそれでシームレスな気持ちの良い走りでしたが、走りの気持ち良さ、運転の楽しさはBMWに軍配が上がります。

ただ、スポーツモード主体の走り方が、バッテリーにどういう影響を及ぼしているのかは少し気になるところです。

まとめ

以上、BMW330e iperformanceのストレスのない走らせ方ということで記事を書いてみました。

BMWに2年乗って、本当にいい車だと思う反面、ガラスが赤外線をカットせず夏は暑かったりナビの性能やテレビの解像度、ステレオの音質が今イチだったりとネガティブな部分もあります。

特に夏の日差しによる肌のジリジリ感を感じるとテンションが下がります。

次の車は何にしようかと考える場合、欧州車という選択はこの1点でかなりポイントが下がります。欧州車にしてフィルムを貼るか、国産車にするか、悩みそうです。

紫外線を気にしたり走行中はテレビに集中する妻は口にこそ出しませんがレクサスの方が良かったようです。助手席ですから仕方がありません。

さて、現在開催中のパリ・モーターショーでは新型の3シリーズセダンが発表され、やっとカモフラージュ柄が取れて全貌が明らかになりました。

7代目の3シリーズは私的には随分好みのスタイルになっています。

車のサイズも少し大きくなりますが、立体駐車場には入るようです。早ければ来年の前半には日本でも販売されるようです(PHVはもう少し先になりそうですが)。

また、今月は少し気になっているレクサスESも発売されます。

横幅が立体駐車場に入らないため候補から外れてしまいますが、高評価の静粛性と乗り心地を確認するために年内に一度試乗してみようと思います。

計画では、BMW330eは5年は乗るつもりです。

3~4年後に買い替え予定ですが、その頃にはどんな車が出てきているのか今から楽しみです。

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