新型コロナウイルスが収束する時期は意外と早いと思う理由

新型コロナウイルスが収束する時期

こんにちは有栗です。

先日、志村けんさんの訃報のニュースが飛び込んできました。驚きました。

だいじょうぶだあ、と戻ってくることを疑ってなかったのにショックです。

ここ長崎では、3月31日時点でまだ2名の感染者しか報告されていませんが、私も一気に他人事ではなくなり、恐怖感も増してきました。

それにしても、新型コロナウイルスでだけは死にたくないですね。

検査の結果、陽性反応が出たら家族と離れ離れになり、万が一(ではなくて100が3)そのまま死亡したら、再会できるのは荼毘に付されてお骨になった後とか。

これでは、亡くなる人も、その家族や友人の人も辛すぎます。

近くにいるのに看取ることも看取られることもできないんですからね。悲しすぎます。

葬儀もまともに行えないようですし。

新型コロナウイルス問題が長引くと思っていた理由

そんな新型コロナウィルスですが、私は、3月の上旬頃までは、これは長引きそうだ、ある程度収束するまで最低でも1年はかかるのではないかと思っていました。

そう思っていた理由は、下の図によるものです。

新型コロナウイルス対策の目的

厚生労働省HPより引用

この図は新型コロナウイルス対策の考え方として当初からテレビでもよく紹介されているグラフです。皆さんも何度も目にしたことがあると思います。

現在行われている不要不急の外出などの自粛要請や渡航中止は、集団感染を防いで感染拡大を抑制し、患者の増加のスピードを抑えて、流行のピークを下げると同時に医療体制を強化する時間稼ぎをするのが目的だと説明されています。

薬もない今の時期は、医療対応の限界を超えて医療崩壊が起これば、助かる重症患者も助からなくなりますからね。対策としては正しいのでしょう。わからなくもないです。

しかし、この図では、ワクチンや薬で収束させるといった説明はなく、あたかも富士山のようなカーブで終息させるようなイメージになっています。

集団免疫を作るには、人口の6割(東京都では1,400万人のうち840万人)が感染しなければならないので集団免疫で乗り切ろうとしている訳でもなさそうです。

集団免疫ができるまで仮に1日に1万人感染しても2年以上かかりますから。

であれば、やはり封じ込めて感染者数をゼロにしていこうと考えているのでしょうか。

しかし、ご存じの通り、新型コロナウイルスは、無症状の人も多く、潜伏期間も長いという特徴がありますので、油断すると隠れた感染者からの拡大もまた広がります。

国内で一時的に感染者の発生が収まってきても、海外の感染の状況はまだ当面は続きますので収まっては増えるを繰り返します。

最も期待されるワクチンや薬の開発・承認ですが、一般的にはワクチンの開発には10年、薬の臨床試験から承認までは最低5年はかかると言われています。

アビガンのように既にある薬でも治療の対象が変わりますのでさほど変わらないと。そもそも普通は承認自体に年単位の時間がかかるようですから。

結果、集団免疫が得られるまでは、低い山は完全には収束しませんので、収束するまでには、最低1年以上は続くと思っていた訳です。

新型コロナウイルスが収束する時期は意外と早いと思う理由

しかし、最近、テレビやネットの情報を色々見てみると、意外と速く収束するのでは、と希望を持つようになりました。そうでなければ恐ろしい事態になります。

その理由が薬の開発スピードです。

最近は、アビガンやレムデシビルといったいくつかの薬の有効性が期待されています。

その中でもアビガンは、中国で既に効果が確認され、特に感染した初期段階で投与するとウイルスの増殖を抑えることができることがわかっています。

そんな薬があるのなら早く世の中に出せばいいのに、と私たち素人は思うのですが、やはり薬はそうはいきません。アビガンで言えば女性が服用すると奇形児が生まれるリスクが高いことがわかっていますし、未知の副作用も発見されかねません。

日本でも効果や副作用が確認されているところですが、昨日も、アビガンが臨床試験を始めたと発表があるなど、ここのところワクチンや薬の開発や治験が加速的に進んでいます。

たった数カ月で臨床研究から臨床試験に入った訳ですからすごいスピードです。

本来、日本の場合は、季節毎に同じ効果が得られるかなど治験を行い、その後承認という数年単位の手続きを踏むようになっているようですが、これも大幅に短縮されることが期待できます。

それもそのはず、今は世界中の首脳が「薬」を最も熱望しているはずですし、寝ても覚めても薬はどうなった、どこまで進んだ、という会話がなされているはずですから。

おそらく、常識では考えられないスピードで薬が承認され、いつ頃処方できるようになるか、ある程度、予測が立っているものと思われます。

ですから、安倍首相も先日の記者会見で長期戦になるとは言ったものの、短期(といっても夏以降だと思いますが)で収束する見通しがある程度立っているのではないかと思います。

オリンピックを2年後にしなかったということも(任期の問題も取沙汰されていますが)、その数か月前までには収束していると睨んでのことだと思いますし、今回の経済対策に60兆円と言われるお金をつぎ込むことも早く収束するのではないかと思われる理由の一つです。

もし、長引くリスクが高ければ、今の時点でそんな大盤振る舞いしないのではないかと。

つまり、政府は、ある程度早い段階での収束の見通しを立てており、医療崩壊が起きてその計画がとん挫しないよう、必死でグラフの低い線の中に収めようとしているのではないかと思うに至ったのです。

薬が処方されるようになれば

薬ができれば、しばらくはその運用でもたつくことが予想されますが、ワクチンができて即効的に集団免疫を作れるようになるまでどうにか対応することができそうです。

徐々に経済活動を抑制する要請や指示も解くことが可能となります。

PCR検査が話題になっていますが、先日テレビで、免疫を持っているかどうか判別できる抗体検査装置もつくられていると言ってました。再度感染するリスクはゼロではないようですが、免疫があることがわかれば自由に経済活動に参加できますからね。

なので、それまではつなぎとしてやアビガンなどの薬の承認が待たれるということになります。

これらが、いつ処方されるようになるかはわかりませんが、上記の理由でそう遠くない日に処方されるようになるのではないかと思われます。

薬が処方されるようになれば経済活動を抑制する措置は緩められ、金融危機も免れそうです。

実際、そういう風にでも考えなければ、ゾッとします。

従って、新型コロナウイルスの爆発的感染は、計画を大きく狂わせパニックを引き起こしますので何としても阻止しなければなりません。

薬の開発が遅れたり、下手な対応をとれば、金融にも大きく影響し、バブル崩壊やリーマンショックの時のように株価が6割減少する(1万円を割る)シナリオだってあり得ます。

そうならないためには、本当に大変な人が大勢いるのはわかっていますが、不要不急の外出などの自粛要請や渡航中止などは緩めることはできません。

今日の感染者数によっては、今日明日にでも緊急事態宣言が出されると思いますが(ロックダウンはどうでしょうか)、早く事態が収束することを願ってじっと待つしかないようです。

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