アーリーリタイアした後の罪悪感や世間体

アーリーリタイアした後の世間体や罪悪感

こんにちは、有栗です。

早いもので50歳でアーリーリタイアして8年が過ぎました。

来年は、私もとうとう60歳になり、年金(国民年金基金)も支給開始されます。

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年金を貰う歳になることを考えると複雑な気持ちですね。

本人は、まだ50歳くらいの感覚で「マジで?」って感じです。

さて、今回は、アーリーリタイアした後の罪悪感や世間体について書いてみたいと思います。

アーリーリタイアした後の罪悪感や世間体

アーリーリタイアした後の罪悪感

先日、インターネットバンキングのパスワード入力を3回以上間違えてログイン不能になり、仕方なく銀行にエラーを解除してもらいに行きました。

対応してくれたのは、30代の男性です。

数年前に何度か話したことがあり、私が仕事をしていないことは知っています。

以前、投資をするときに「職業欄」を記入する際に話しをしました。

今回、エラーを解除してもらって、世間話をしている最中、最近、仕事で嫌なことでもあったのか、「アーリーリタイア、羨ましいですね~。私も仕事、辞めれるものなら1秒でも早く辞めたいですよ~。」と改めてアーリーリタイアの話に触れてきました。

銀行は、仕事を辞めたいという人が多いですね。特に男性は。

そして、「リタイアして毎日、何をされてるんですか?暇じゃないですか?」と。

実はアーリーリタイアしたばかりの頃は、この質問を一番面鬱陶しく思ってました。

下手に答えると面倒なことにもなるんですよね。

あの頃は、「ネットで小遣いを稼いだり」とか答えたばかりに、やり方を教えてくれとしつこく絡んでくる人もいましたし。

今回は適当に答え、それでリタイアの話は終わったのですが、この質問をキッカケにアーリーリタイアしたばかりの頃を思い出しました。

あの頃はごく稀に、「それで人生楽しいですか?」などと哲学的な質問をする人もいましたし。

決して悪意はないと思いますが、リタイアして間もない頃の私には、

  • 仕事を通して社会に貢献しなくていいんですか?
  • 仕事を通して人間的に成長しなくていいんですか?
  • 仕事を通して得られる喜びを得られなくていいんですか?

といった質問にも捉えられました。

潜在意識の中に罪悪感や焦りみたいなものがあったんでしょうね。

東京や大阪に遊びに行ったときも、平日にブラブラしていると、どことなく落ち着かなく、ちょっと焦りのようなものを感じてました。

特に朝の通勤ラッシュの時間帯はそうでした。

通勤ラッシュ

50歳と言えば、みんなバリバリ?働いて、会社、ひいては社会にも貢献し、人間的にも日々成長していってますからね!?!

自分は仕事もせずにこんなことをしてていいのだろうか、と。

でも、2年くらい経った頃からそういう罪悪感や焦りみたいなものはサッパリなくなりました。

よく考えて見れば(よく考えなくても)、社会に貢献できるほどの仕事はできそうにありませんでしたし、仕事を通して人間的な成長ができる自信もなかったからです。

あと、仕事を通して得られる喜びよりもリタイアした後の喜びの方が多いですしね。

趣味を持てば達成感も味わえます。

あの頃は、国民の三大義務である勤労の義務を果たしていない罪悪感や、やはり大きな環境の変化ということもあり、そんなことを考えていたんだと思います。

根が真面目なんでしょうね。

今考えると懐かしいです。

アーリーリタイアした後の世間体

とはいえ、世間体というのは未だに気にしているようです。

若いうちにしっかり働いて貯金をしてアーリーリタイアしたとはいえ、まだ若いのに仕事をしていない人というレッテルを貼られるのにはやはり抵抗があります。

やばい人じゃない?という印象も与えかねません。

幸い、銀行員以外の人には「ぼちぼち自営業」で通せてますので、実際は働いていないということを知っている人は少ないんですけどね。

下の記事はそういうことを考えている時に書いた記事だと思います。

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いつも近所を一人でブラつかない限り、無職であることがばれることは殆どないと思います。

世間体を気にする人はアーリーリタイア向きではない、と言われたりしていますが、これはあまりバレないので当てはまらないと感じています。

60歳になれば世間体も気にする必要はなくなる?

今回は、アーリーリタイアした後の罪悪感や世間体について書いてみました。

アーリーリタイアする年齢にもよると思いますが、若い時にリタイアすると、働いてないことに罪悪感を感じたり、世間体を気にしたりすることがあるかもしれません。

私の場合は、アーリーリタイアして8年経ちますが、罪悪感はリタイア直後は少し感じていたものの現在は払拭、世間体は気にはしているものの問題になったことはありません。

そして、来年は60歳です。

60歳は、リタイアしても世間体を気にする必要がなくなる歳ですね。

「無職です」と気兼ねなく言えるようになります。

ただ私は見かけが若いですからね。非常に。

ですから、私の年齢を知らない人には、しばらくは、「無職です」の前に「60歳で定年退職して」とつけ加えようと思います。

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