アーリーリタイア VS インフレ

アーリーリタイア VS インフレ

こんにちは有栗です。

今日から新年度ですね。

春ですね~と言いたいところですが、

コロナ禍で落ち込んだ経済活動の正常化や原油価格の高騰、また気候変動や円安もあって原材料費や製造費、物流コストが上昇し、色々な物が値上がりしています。

リタイア前に想定した程度のインフレで収まればいいのですが、今回は新型コロナをはじめ予期せぬ様々な要因が合わさってますのでどれくらいのインフレで落ち着くか分かりません。

既に資本形成が済んだアーリーリタイア組や定年退職組としては、限られた年金と貯蓄の切り崩しでやりくりしなければならないので悩ましい問題です。

アーリーリタイア VS インフレ

さて、そうはいってもインフレには対抗していかなければなりません。

我が家で見てみると、

まず、ガソリン代は車に乗る機会を減らせば節約できますので大した問題ではありません。

電気代は、一般家庭では現時点でも昨年同月比で平均20%ほど値上がりしていますが、5月にも少し値上がりし、今の世界情勢が反映される秋くらいにはさらなる値上げが予測されます。

負担は大ですが、暑さや寒さを我慢してまで生活したくないのでこれは受け入れるつもりです。

一応、電気については、昨年、節約のために九州電力から格安の新電力会社(エルピオ電気)に切り替えていたのですが、先月「電力供給事業停止のお知らせ」メールが届きました。

あっけなく破綻です。

電力供給事業停止のお知らせメール

ライフラインなので電力の供給がすぐにストップするということはありませんが、今月(4月)中に他の電気会社に切り替えて下さいと促されています。

しかし、切替先の新電力会社も同じ理由で新規受付を停止しているところが殆ど。

結局、今より少し高くはなりますが九州電力よりは安いところを見つけて契約し直しました。

食品や飲料はというと、さらに今月(2022年4月)から順次値上げとなりますが、特に、9割を海外に依存している小麦の値上げは、今後、我が家の家計にも大きな影響を及ぼしそうです。

パンや麺類、ケーキ類はよく食べますからね。

輸入小麦はこれまでも値上げされてきましたが、2022年4月から9月の民間への売渡価格はさらに17.3%も引き上げされますので、小麦粉の価格に転嫁される夏・秋以降は、さらにパンや麺類などをはじめ様々な食品が値上げとなります。

しかも、まだ今のロシア・ウクライナ情勢は価格に反映されていませんので、ドル・円が今のような状況であれば、10月には民間への売渡価格がさらに4割ほど値上がりするとの観測です。

従って、小麦粉を使った商品の価格は来年はもっと上がると思われます。

我が家もたまに議論しますが、小麦粉をこねて作った商品には体に様々な悪影響を及ぼすグルテンが含まれていますので、この際、パンや麺類を減らして和食(米)にシフトして対抗していこうと思います。

その方が健康にもいいし農家の人は潤って日本の食糧自給率も上がりますからね。

インフレへの対抗策

一応、通常のインフレ対策として2019年にドルを購入していました。

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アーリーリタイア後のインフレに備えて米ドルを購入:サニーガーデンEX

為替が1ドル108円の時、1,000万円分の購入です。

金利が2.2%でしたので満期(10年)まで持つつもりで購入しましたが、2~3日前ですか、瞬間的に1ドル126円を超えた時に「今、解約したらどうなるか」調べてみました。

1ドル125円で計算してみると、解約返戻金を差し引いても150万円以上の利益がありそうなので、インフレ対策用として一旦解約しようかと考えましたが、ご存じのように、政府がちゃちゃを入れてあっという間に121円台まで円高になってしまいました。

しかし、米国は今後も利上げを実施し、日銀は大規模な金融緩和策の継続を維持していくと言っているためしばらくは円安が続くと思われます。

今度125円を超えてきたときは躊躇なく解約しようと思います。

米国の金利は当時より上がってますので場合によっては再契約とい選択肢もあります。

まとめ

こんな感じでいいのかなと思いつつも、今後も想像を超えるインフレへの対策としてできることを考えておかないといけないと思っています。

特にアーリーリタイア組はそうですね。

年金は、前年度の現役世代の賃金水準が下がったことから今年の支給額は下げられます

物価は上がるのに給料や年金は上がらない。

しかし、買い控えでさらに経済が悪化することはどうしても避けなければならない。

政府も対策を打ってくると思われますが、結局、良いインフレにするためには給料を上げる政策しかありません。

アーリーリタイア組は蚊帳の外です。

⇒ セミリタイア生活

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