インフレでアーリーリタイアが難しい時代に!

こんにちは、有栗です。

速いもので、今年もまたあっという間に1年が過ぎました。

それにしても今年もまた色んな物が値上がりしましたね。ここ2~3年で生活に関するものの価格がおよそ2割上がっている感じです。米も小麦も野菜も。

コロナ明けのインフレはある程度覚悟していましたが、こんな短期間でここまでインフレになるとは思いませんでした。

そして、このインフレはまだ何年も続くというのが専門家の見方です。

私がアーリーリタイアした50歳の時である12年前は、ここまでインフレが加速するという予感はしなかったので、その後の生活設計も比較的簡単でした。

つまり、これくらいの貯蓄があればどうにかなる、と比較的簡単に計画書を作ることができました。

勿論、インフレを計算に入れていなかった訳ではありませんが、ここ2~3年のインフレを見ていると本当に大丈夫かなと少し不安になったりします。

幸い、うちは予想に反して、昨年、妻がパートから正社員になって収入が大幅に増えたので、その不安は和らいでいますが、余裕の少ない貯蓄を切り崩してのアーリーリタイア組の中には不安に思っている人も多いのではないかと思います。

そして、これからアーリーリタイアをしようと考えて貯蓄してきた人たちも、その貯蓄が将来どれくらいの価値になるのか、不安に思い始める人たちも増えていると思います。

政府が掲げる年に2%のインフレも20年すればお金の価値は半分になりますからね。今の勢いが続けばもっと酷いことになりそうです。

もし、12年前が今のような状況だったら私もリタイアの時期を1~2年延ばしていたかもしれませんね。

そういう意味では、これからは、相当余裕を持ってのアーリーリタイアか、資産運用(投資)を前提に考えてのアーリーリタイアしか成り立たなくなるかもしれません。そのうち征津役というレベルでは対応できなくなるでしょう。

かくゆう私もここにきて投資というのが頭をよぎらない訳でもありませんが、資産運用の知識が乏しい上に、不安症なのか、気が弱いのか、資産の半分を投資へ回すなどといったことはできません。せいぜい国債を買ったり、少し条件のいい保険商品を買ったりするので精一杯です。

当面は妻にあまえながら、資産をどうやって守っていくか考えたいと思います。

70歳くらいになってまた働かなくてはならない状況になっても、もうそれは無理ですから。

⇒ セミリタイア生活

関連記事

[adcode] こんにちは、有栗です。 インフレで色んなものが値上がりしてます。 私自身はスーパーで買い物とかしないので単品ごとの細かい値上がり具合はわかりませんが、たまにコンビニで弁当を買うと、1年くらい前より20%くらい値上がり[…]

もし、また働かなければならなくなったら
関連記事

こんにちは有栗です。 今日から新年度ですね。 春ですね~と言いたいところですが、 コロナ禍で落ち込んだ経済活動の正常化や原油価格の高騰、また気候変動や円安もあって原材料費や製造費、物流コストが上昇し、色々な物が値上がりしています。[…]

アーリーリタイア VS インフレ