勢いで会社を辞めて後悔

勢いで会社を辞めて後悔

先月末、シャープが日本国内の2万人弱の従業員に現金3000円を支給したことが話題になりました。

鴻海の傘下に入ったシャープ、一時はどうなることかと思いましたが、株価も連日年初来高値を更新し、今のところ順調に事が運んでいるようです。

希望退職に応募して退職した人の中には、こういう流れになるんだったら辞めなければ良かったと後悔している人も少なくないのではと推測します。

規模は違いますが、私が以前勤めていた会社でも、経営状態の悪化による希望退職者の募集に応募し、退職して後悔している人が少なからずいます。

もう16年ほど前の話になりますが、当時、存続が危ぶまれていた会社は150名の早期退職者を募集しました。

退職金の割増や、再就職支援のフォローなども用意されたことから200人が応募。150人という枠があったので、100人以上が前日から徹夜して受付の前に並んでいたのを思い出します。

私もその一人でした。

結局、200人以上の全ての人の退職が受け入れられ、それぞれが茨の道に。

200人の中には、満足のいく転職や脱サラを果たした人もいますが、それはほんの一握りです。殆どの人が大幅な年収のダウンや労働条件の悪化を甘んじて受け入れています。

中には、16年経った今でも定職につけなかったり、会社を転々としたり、脱サラ(事業)に失敗して行方がわからなくなったりという人もいます。

一方、会社はというと、それからV字回復。

ベースアップはもとより大幅なボーナスアップなど絶好調のようです。

当時辞めた人の何人かとは今でもときどき会話をしますが、現状があまり良くない人の中には辞めた会社のいい噂を聞くにつれ凄く後悔しているようです。

恥を忍んで「パートでもいいので再雇用はできないか」と退職した会社の人事部に問い合わせをした元課長もいますが、答えはNOだったとのこと。

その人は16年経った今でも会社を転々とし、昨年就職した会社も1年と続きませんでした。

また、鬱になって職に就けなくなっている人もいます。幸い奥さんが公務員なのでどうにか生活はできるようですが。

世の中、そう甘くはありません。むしろ厳しいです。

残念ながら、当たり前のように通勤して、当たり前のように給料を貰っているうちはなかなか外の厳しさはわからないものです。

多くの人が会社を辞めて初めて世の中の厳しさを痛感します。

アーリーリタイヤ組もそうですが、勢いで会社を辞めて後悔することのないよう、じっくりと考えて会社を辞めるかどうか決めたいものです。

参考:アーリーリタイアして後悔していること


セミリタイア生活