アーリーリタイア後の生活を快適で充実したものにするために、日常に趣味を取り入れることは、とても重要なことだと思います。
実際、せっかくアーリーリタイアして自由を手に入れたのに、何もすることがなく暇で苦痛と感じているという人も少なくないようです。
ですので、私自身も、アーリーリタイアする前は、リタイア後の自由な時間は何をするか、どういった趣味を取り入れるか、については経済的なシミュレーション同様、重要視してきました。
しかし、リタイア後の趣味を具体的に考えていくと、働いていた頃の趣味選びとは少し違う目線で探す必要がでてくることに気づきます。
アーリーリタイア後の趣味の選び方
リタイア後の趣味というのは、よく「アーリーリタイアして趣味に生きる」といったことが言われるように、日常生活の中で大きなウェイトを占めるものとして期待できる趣味が理想的です。
つまり、リタイア後の長い時間を楽しく過ごせる趣味を見つけることがリタイア後の生活を快適に過ごすためのコツになります。
週に1回のゴルフや釣りでは時間を持て余してしまいますし、いくら好きだからといって毎日のようにゴルフや釣りに行くのでは経済的に持ちません。
そこで、アーリーリタイア後の趣味の選び方を、私の経験をもとに書いてみようと思います。
アーリーリタイア後の趣味選びのコツ
私がアーリーリタイアする前に最初に候補にあげた趣味が、ジム通い、水泳、ウォーキングといった誰もがすぐに思いつくものでした。
アーリーリタイアするまでには2年という熟慮期間がありましたので、その間、実際にジムや水泳に通ったり、図書館に通ったりしてみました。
しかし、暑かったり寒かったりする真夏、真冬はそういったところに通うこと自体が億劫になり、続けられないということをすぐに悟りました。
しかも、実際にそういったところに行ってみると平日の昼間は年を召された女性ばかりです。
たまに男性がいても40代50代といった若い男性はいません。
それもそのはず、平日の昼間はみんな社会の第一線で働いていますからね。
場違い感もあって諦めました。
そして、改めて、
- 自分がやりたいもの楽しめるもの
- 一人でできるもの
- 時間を費やすもの
- 長くつづけられそうなもの
- 経済的負担が少ないもの
という視点で趣味探しをしました。
本当にやりたいことを理解する
まずは、やりたいことを理解する、ですが、ここでわざわざ「やりたいことを理解する」という当たり前のことを書いた理由は、やりたいことを正確に理解していない人が多いためです。
例えば、本当は異性との出会いを求めたいのに「料理を習いたい」「テニススクールに通いたい」とやりたいことを錯覚している場合などがあるためです。
この場合は、出会い求めることが目的なのでそれを理解しないと趣味探しのアプローチの仕方が的を射たものではなくなってきます。
暑くても寒くてもアウトドアの趣味がよければそれをやればいいですし、人によっては嫌いの部類に入る勉強も自分が好きであれば資格取得を趣味にするのもいいと思います。
ポイントは、人によって趣味嗜好は違いますので、周りに合わせたり固定観念に縛られるのではなく、人様に迷惑をかけないものであれば、やりたいことをやるということです。
でなければ続けられませんね。
一人でできる趣味を選ぶ
通常の定年後のリタイアであれば趣味仲間がいるかもしれませんが、アーリーリタイアした場合は、平日の昼間は仲間はみんな仕事。まずはそこが違います。
アーリーリタイア後の趣味は、基本、一人でできるものでなければなりません。
時間がかかり、かつ長く続けられそうなものを趣味とする
長く続けられるかどうかは実際にやってみなければわかりませんが、想像力を働かせて長く続けられそうなものを選ぶべきです。であれば基本的には好きなことでなければなりません。
時間がかかるという点も重要です。
現役時代と異なり週に数時間楽しめても残りの時間は何をするかということになります。
そういうことを考えた場合、これまでの経験からも、週に3~4日はほぼほぼ没頭でき、それを長期に渡って続けられる趣味を選ぶことがアーリーリタイア後の生活を有意義なものにする趣味選びコツだと思います。
そういう意味では筋トレやジム通いといったものだけではなく、ブログや資格取得、料理、楽器といったものも取り入れるのがいいのではないかと思います。
趣味は一つでなければならないというルールはありません。
近年は、ブログを書くことをメインの趣味にしている人も多いようです。
私にはできそうにありませんが、週に3つも4つも記事をアップしている人も少なくありません。
ブログ記事を書くのは意外と時間とストレスがかかりますが、考える、調べる、書くを実践することで脳のトレーニングにもなりますし、誰かに読んでもらえる喜びもあります。
ついでに、広告を貼ればちょっとした収入を得ることもできますのでモチベーションも上がり、充実した日が送れるかもしれません。
経済的負担が少ないものを趣味とする
お金が続かないから趣味を続けることを諦めるというパターンだけは避けたいものです。
特にリタイア組は、趣味に配分できるお金が限られています。
言う間でもなく、できる限りお金のかからない趣味を選ぶべきです。
そして、私の場合、これらの考えをもとにこのブログでも紹介しているように、自営業時代から気になっていたアフィリエイトをメインの趣味に選びました。
趣味を続けるためのコツ
趣味を選ぶということと、続けるということは別問題です。
そこで、続けるために自分で工夫していることを書いてみたいと思います。
達成が困難な目標を設定する
まずは、趣味を持つなら何かしら目標を持ちたいものです。
それがあるからこそ脳が喜んで趣味として続けられているはずですが、その目標は手が届きそうでなかなか届かないくらいの困難なものがいいと思います。
私自身も、メインの趣味としているアフィリエイトについては、毎年・毎月・毎週、目標設定をしています。
今年も残り2週間となり、主な残作業は、年賀状に一筆書くのと、お墓参り、それと大掃除の3つとなりました。 インフルエンザの予防注射、おせちの予約、年始の初詣の予約(京都への飛行機と宿)、それと宝くじの購入も済みました。 今年は初詣のお[…]
達成できなければ、次週・次月・次年に持ち越します。
そしてクリアできたら、次のステップ・目標を設定しています。
目標というのは、検索結果の順位だったり、アクセス数だったり、収入だったりです。
例えば知的好奇心が旺盛な方は資格取得を趣味にするのもいいと思います。
知識欲が満たされる上、合格という達成感も味わえます。そして、1つクリアしたらワンランク上の次のステップに進めます。
何より目標に向かって努力している時こそが一番楽しいものです。
達成がやや困難な趣味を持つと適度なストレスもかかり、生活にもメリハリができます。
複数の趣味を持つ
複数の趣味を持つことをおすすめします。
それも脳と体にバランスよく負荷がかかるのがおすすめです。
ウォーキングやジム通い、ドライブや旅行、映画鑑賞やビデオ鑑賞、読書など、一つをメインの趣味にできなくても3つを合わせてメインの趣味と言えるものにすることができます。
私の場合はメインの趣味をアフィリエイトとし、このブログやウォーキング、ショッピング、ドライブ、旅行といった趣味を挟むことで脳と体にバランスよく刺激を与えています。
経済的にも無理なく、5年以上の間、実に快適に過ごせているのは、複数の趣味をバランスよく楽しんでいるからだと思います。
最近は、アフィリエイトによる収入は随分減りましたが、それでも平日はほぼ毎日のように楽しくパソコンに向かっていられるのは収入を得ることだけが目的ではないためです。
お蔭で暇だとか退屈だとか思う日は、ほぼありません。
夏はサーフィン、冬はスキー、その合間に絵を描いたり写真を撮ったり、またブログを書いたりといったことでもいいと思います。
例えば、よくあるパターンが、旅行や映画鑑賞、読書といったものをメインの趣味にして、ブログをサブの趣味にし、ブログでメインの趣味の内容を綴っていくといったものです。
そういった人のブログを拝見すると快適な生活が続いているように見えます。
まとめ
以上、アーリーリタイアした後の趣味の選び方ということで書いてきました。
趣味を何にするか悩んでなかなか始められない人は、まずはやってみてもいいかな、面白そうだなと思いついたことをやってみることだと思います。
やってみてやっぱり自分に合わなければ他のものを探す。
しばらくは趣味探しを趣味にしてみるとか。
趣味に失敗はありません。飽きて続けられなくなっても一つの趣味が終焉を迎えただけ。
費やしたお金も時間も、立派に趣味として機能を果たしました。
趣味とはそういうものだと思います。
折角アーリーリタイアして時間ができたというのに、やることがなく毎日をダラダラと過ごすことほど勿体ないことはないと思います。
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気が付いたらアフィリエイトについて前回の記事から半年も記事を書いていませんでした。 アフィリエイトに関する作業はほぼ毎日しているのに、です。 昨年の夏ごろには月額100万円を超えていたアフィリエイト収入ですが、力を入れていたサイトが[…]
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