老後の不安「孤独」は深刻!朝起きてから寝るまで独り

老後の不安「孤独」は深刻!朝起きてから寝るまで独り

老後の不安「孤独」は深刻

経済や健康面ばかりが不安視されている老後の生活ですが、これらに問題がなくても「孤独」「孤立」というリスクもあります。

先日、ちょっとした事件が起こりました。

突然、緊急事態が発生した旨のアナウンスが

先日の深夜2時頃、

「緊急事態が発生しました、ファンファン、緊急事態が発生しました、ファンファン・・」

という大音量のアナウンスで目が覚めました。

夢ではなさそうです。

音源はマンションの専有部分の外ですが、それにしてもすごい音量です。

近くで何か事件でも発生したのかと思い、上着を羽織って恐る恐る玄関のドアを開けてみたところ、音源は隣の玄関あたりからのよう。

「緊急事態が発生しました、ファンファン、緊急事態が発生しました、ファンファン・・」

恐るおそる隣の玄関に近づいてみると、玄関のドアホンの呼び出しボタンの部分が赤く点滅しながらけたたましく音声が流れています。

深夜2時ですが、「緊急事態が発生しました」と連呼してますから、ドアをノックして開けようとしましたが、カギは閉まったままで開きません。

ここは、60代後半の男性が独りで生活されています。

マンションの管理会社へ連絡

どういった場合にこのような事態になるのかわからないし、心配なのですぐにマンションの管理会社に電話連絡してみました。

深夜2時でも電話は通じたので事の流れを説明。

先方(管理会社)は既に事態を把握していたようです。

どうやら住人に何かがあったらしく、住人自ら室内のドアホンの緊急ボタンを押したようです。

緊急ボタンが押されると緊急事態のアナウンスが流れ、それと同時に警備会社と管理会社に連絡が行き、警備員がかけつけるという手筈になっているようなので事態を見守ることにしました。

10分ほどで警備会社の人が到着し、続いて救急車が到着。

鍵が開けられ、5人くらいの人がぞろぞろと中へ入っていきました。

しばらくすると、救急隊、続いて住人も自分の足で部屋から出てきました。

事件性もなく元気そうだったので私も部屋に戻りました。

後日、隣のおじさんに聞くと、脈が上がって気持ちが悪くなったので緊急ボタンを押したものの救急車が到着する頃には正常に戻っていたのこと。

念のために病院には行ったものの大事には至らなかったようです。

老後の独り暮らしという不安

ですが、今回は、この事態を目の当たりにし、健康って大切だなと思うよりも先に、老後の独り暮らしという不安というか恐怖が襲ってきました。

私の場合、今は少しばかり歳の離れた年下の妻と一緒に暮らしてますので安心しきっていますが、間違って独りになってしまったらと想像すると恐怖を感じます。

アーリーリタイアしたばっかりに社会との繋がりも人一倍希薄になっています。

サークルやボランティア活動などで人との交流を図ったところで多少の気晴らしにはなっても家族との関係と比較するとその濃さは知れています。

もしも独りになったら・・・。

朝起きると独り。食事も独り。テレビを観るのも独り。

どこに行くのも独り。ベッドに入るのも独り。話すこともありません。

朝起きてから夜寝るまで独りです。

例え健康で経済的に多少余裕があっても老後の独りは辛そうです。

若い時は仕事もあったし、独り暮らしもまた楽しかったのですが。

激増している孤独死。

今までどこか他人ごとのように思ってましたが、ちょっと不安になった夜でした。

独りになったら、というより、ある程度歳を取ったら夫婦揃って有料老人ホームという選択肢も検討すべきかもしれません。

であれば、もう少しお金が必要でしょうか。

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