アーリーリタイア後のインフレ対策として米ドルを購入

インフレに備えて米ドルを購入:サニーガーデンEX

こんにちは有栗です。

米国の利下げ観測が台頭してから円高が進んでいますね。

米国株(NYダウ)も連日上がっています。年内に3万ドルもあるかもしれません。

今回は、日頃気になっているインフレ対策としてドルを購入したので、そのお話です。

インフレに備えて米ドル(サニーガーデンEX)を購入

先々週、銀行の担当者から電話がありました。

数年前にある事情で休職してからの復帰の挨拶をかねてのお電話です。

この担当者(Aさん)とは相性が良く、過去には三大陸という米ドル建て個人年金で400万円ほどの利益を、勧められて購入した保険商品でも現在のところ150万円ほどの利益が出ています。

少し円高になったら、インフレリスクに備えてドルを持とうと考えていましたので頂いた電話のついでにドル絡みの商品で何かいいものがないか尋ねてみました。

すると、まさにおすすめの商品があるということで、店舗に出向いて説明を聞くことに。

いくつか紹介されましたが、一番おすすめだと紹介してくれたのは、

  • サニーガーデンEX(メットライフ生命)

というものでした。

サニーガーデンEXとは?

サニーガーデンEXとは、米ドル建ての積立利率変動型一時払終身保険です。

契約時に設定された積立利率に沿って、10年間、定期的に積み立てられます。

そして、現在の金利は、ドルベースで2.20%。しかも複利です。

話を頂いた時は、2.36%でしたので少し下がりましたが、1円円高になっていますので2.36%の時とほぼ同じ条件です。

ちなみに今年のはじめは、2.9%だったようです(そんな商品があることは知りませんでした)。

お金を預けると、その時の為替(+手数料※)でドルに変えられ、10年間はドルベースで年間2.2%のリターンが約束されています

※往復で1円ほどの為替手数料がかかります。

例えば、ざっくり言うと為替が1ドル108円の現在、1,000万円でドルを購入すると、92,593ドルが原資となり、2.2%にあたる2,037ドルが複利計算で毎年積み立てられます。

10年後の年の為替が同じく108円であれば、1年間の利息は日本円にして22万円ほどになりますので、為替が変わらないとしたら10年で220万円ほど(為替手数料を差し引いても200万円以上)積み立てられるという訳です。

10年後には、積立利率の見直しが行われますが、一生涯、10年ごとに決められる積立利率で継続することができますし、為替や積立利率の状況を見ながら解約して円に換えることも可能です。

現在の日本の定期預金の金利が概ね0.01%ということからこういった高利回りの外貨建て商品に人気があるようです(為替損でクレームも増えているようですが)。

当分は円高に向かうと思いますが、米国の利下げ観測が台頭していることから積立金利も下落していくかと思い、考えてもわかることではないのですぐに契約することにしました。

メットライフ生命には、三大陸という商品で以前大きな利益を頂いており、相性がいいというのも、契約に至った動機の一つです。

商品のリスク

勿論、この商品にもリスクがあります。

10年以内に解約すると解約控除率や市場価格調整率などの名目で、ドルベースで数%から10数%控除された金額で戻ってきます。

10年以内に解約する可能性がある人にはリスクが大きい商品です。

10年保有すると、一旦、解約控除率や市場価格調整率はゼロとなり、ドルベースで元本が戻ってきますが、為替の影響を受けますので、日本円での元本が保証されている訳ではありません。

ただ、例えば10年持つと、その間リターンを受けていますのでその分は為替リスクに充当することができます。現在のレートで言えば、10年後87円くらいが損益分岐点となります。

商品に対するリスク対策

商品に対するリスク対策としては、基本的に控除が発生する10年間は解約しません。

また、10年後でも契約時より極端な円安にならない限り持ち続けるつもりです。

そして、円安になった時点や為替の状況をみて自分の納得いく時点で解約しますし、私の死亡後はドルで妻が受け取りますので、状況を見て解約するように言っておきます。

ドル保有の目的はインフレ対策としての保険

そもそも、私がドルを持ちたい理由は、日本のインフレリスクに備えるためです。

ご存じのように日本の財政は歳入不足を国債発行で補って借金まみれです。

国債が暴落し円が暴落するリスクがあることを考えると円だけの資産というのではリスクが大きすぎますし、日本の財政赤字は、極端なインフレでお金の価値を落とすことで解決するしかないとする恐ろしい考えもありますのでドル資産は保険だと考えています。

そういう意味では財産の3割くらいをドルに投入すべきかとも考えますが、気の弱い私はそこまで大胆にドルに投資をすることはできません。

とはいえ、1,000万円くらいは円をドルに変えるくらいの気持ちでいましたので、たまたまそういった高金利の保険があったので契約することにしました。

そして、果たしてインフレにならなければ、それに越したことはありません。逆に極端な円高になれば、物価も下がり貯蓄しているお金の価値も高くなります。

そんなことを考えていたこともあり、今回は、久しぶりに保険商品の契約をしてきました。

また、保険金は受取人固有の財産なので相続時に面倒な手続きをせずにすぐに受取人が受け取れます。そのため相続対策としても有効です。

状況を見ながらになりますが、相続対策という意味でも基本的には一生保有しようと思います。

セミリタイア生活

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