早いものでアーリーリタイアして2年ちょっとが経ちました。
今回は、将来のリスクに備えて今やっているリスク対策を書いてみようと思います。
ブログでも幾度となく書いていますが、リタイア生活に踏み切る前に資産の棚卸とリタイア後の生活費のシミュレーションをエクセルにまとめています。
インフレ(物価の上昇)や年金受給年齢の引き上げ、年金額の減少もざっくり予測して盛り込んでおり、以前も書いたように、アーリーリタイア後は資産の推移を定期的に計画と比較して調整しながら生活をしています。
幸い、今のところアベノミクスやアフィリエイト収入の恩恵を受けながら当初予測していたより資産の減少も少なく順調に推移しているため、贅沢こそできませんが、そんなに切り詰めた節約生活をしなくても何とかやっていけています。
エクセルの数字を見るともう少し出費をしても大丈夫そうなのですが、やはり将来のリスクに備えて出費はできるだけ抑えようという心理が働いてしまいます。
歳をとると体力的にもやりたいことができなくなりますので今のうちに可能な限りやりたいことをやっておいたほうがいいような気もするんですが。
残念ながら日本の将来は相当なリスクを抱えていますからね。
将来のリスクとは
私が心配している将来のリスクとは、多くの人が同じだと思いますが、人口減少や少子高齢化に伴う日本経済や社会保障の問題、そして健康問題です。
具体的には、経済面でいえば極端なインフレ、社会保障の問題でいえば年金の減少、そして健康問題は家族の健康です。
特にリタイアした者にとってはインフレは驚異です。
適度なインフレは仕方がないものの、このまま国債が増え続けるとハイパーインフレを起こす可能性もない訳ではありません。
また、年金支給開始年齢の引き上げや年金支給額の減少はもはや避けては通れないことだと思いますし、もしかすると年金制度自体崩壊する可能性だってあります。
財源を確保するために消費税も保険料も上がっていきます。
さらに外的要因だけではなく自分を含めて家族や親族の予期せぬ病気や介護の問題もあります。
赤信号、皆で渡れば怖くないと開き直れば少しは楽になるんですが、その前にリスクに備えてやれることはやっておきたいと考えています。
リタイア後、将来のリスクに対して今行っている対策
将来の生活に敢えて悲観的になったり不安を抱くことは、これからのリスク対策を充実させるために、ある程度必要なことだと考えています。
自分自身に不安を煽ったり問題提起することで今やらなければならない対策や準備を充実させることができます。
そのストレスもセミリタイア生活者にはいい刺激になります。
インフレリスクへの対策
私の場合、リタイア組には致命傷となるインフレリスクに対して、現在のところ、
- ドル資産の保有
- 変動金利型の個人向け国債の保有
- 株式投資
- アフィリエイトによる収入元の確保
- アフィリエイトによる収入確保のノウハウ取得
といったものを実施しています。
基本的には貯蓄と年金だけで生活が可能ですので、積極的な投資は避けてきていますが、想定以上のインフレが起こったらその生活も危ぶまれます。
そのため、インフレ対策としてはドルの保有とアフィリエイトによる収入源の確保で対抗できないかと考えています。
現在保有しているドル絡みの資産は、米ドル建ての個人年金保険ですが、満期または解約後も引き続き何等かの方法でドル保有を検討しています。
例えば、FXであれば、外貨預金のように満期という概念もありませんし、為替差益だけでなくスワップポイントでも利益が狙えます。
不動産投資もインフレ対策として有効ですが面倒なため手は出さないことにしています。
参考:アーリーリタイア後の生活で不動産経営(投資)をしない4つの理由
年金への対策
年金への対策は限られています。
私たち夫婦が打っている対策、または打とうとしている対策は、
- 国民年金基金への加入(私のみ加入済)
- 国民年金の任意加入制度と付加年金の利用(予定)
- 年金の繰り下げ受給(夫婦ともに予定)
の3つです。
iDeCoや個人年金など私的年金は今のところ加入する予定はありません。
特に長生きリスクを考慮し、③の年金繰り下げ受給は、貯蓄で何とかやっていける間は、夫婦ともに実施する予定です。
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健康リスクへの対策
健康リスクに対しては定期的な健康診断やサプリメントの服用を実施しています。
最近では1日1食といった食事法を実践したりして試行錯誤しています。
本来であれば、ウォーキングなど適度な運動を適度な間隔ですべきなのですが、今日にように暑かったり、冬のような寒い日、また雨風が酷かったりすると私にはできません。
できるだけ楽して健康でいたいと考えています。
このあたりは大いに課題が残りますね。
まとめ
以上、簡単ですが、インフレと年金、健康など、将来のリスクに備えて今やっているリスク対策について紹介してきました。
とはいえ、先を不安視してばかりで、今を楽しまず「酒もタバコも女もやらず百まで生きたバカがいた」という言葉のような寂しい生き方にならないようにそのバランスにも気を配って生活しているのも事実です。
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