50代からの転職は本当に厳しいのか

50代からの転職は本当に厳しいのか

先日、知人の51歳男性が、会社の業績不振で人員削減の対象者となり、会社を退職したとの事後報告がありました。

会社に残ることを強く希望すれば残ることも可能だったらしいのですが、日頃から上司との折り合いが悪く、勢いで辞めたということでした。

本人は、結婚歴もなく、年金暮らしの親と同居していますので、貯蓄もそれなりにあり、独り身という気軽さもあって勢いで辞めることができたようです。

会社都合による退職で割り増しの退職金が貰えた上、すぐに失業保険が貰えるようで、

「しばらくゆっくりする」とか
「収入が低くなっても今度はやりたい仕事をする」
「納得のいく仕事しかやらない」

などと、のんびり構えていました。

果たして大丈夫なのか。

事の重大さが分かっているのか。

50代の転職の現実

私も14年前の38歳の時に会社の早期退職優遇制度を利用して会社を退職しましたが、その時に一緒に辞めた何人かと今でも交流があります。

その中には、14年経った今でも定職につけてない人が何人かいます。

そのうちの一人の男性は、14年間必死で転職活動を続けますが、入社しては辞める、の繰り返しで、1か所に1年ともちません。

年齢は14年前当時、41歳。現在、55歳です。

最初の転職先は、退職時に会社が設置した転職相談機関(コンサルタント会社)の紹介でそれなりのところに転職でき、それなりのポストや収入が用意してあったのですが、1年も経たないうちに年下の上司との人間関係で退職します。

恐らくこの会社を辞めても同じようなポストや待遇で迎えてくれる会社が他にもあると思ったのでしょう。

典型的な青い鳥症候群に陥り、転職を何度か繰り返すうちにまともなポストにもつけなくなり、提示される年収もどんどん下がってきます。

転職サイトで検索しても特に地方では条件に合致する会社は殆どありません。

何とか畑違いの仕事にありつけても新人がするような仕事自体には我慢できても、年下の上司や同僚に使われるのに我慢できないようです。

最近では、温泉で健康器具を実演販売したり、金属のリサイクル回収をやったりしましたが、プライドや体力の限界を感じてやはり続きませんでした。

会社に就職する度に連絡があり、その都度、就職?転職?祝いをするのですが、それが繰り返されるうちに申し訳なく思ったのか最近はすっかり連絡がなくなりました。

幸か不幸か、この男性は独身です。

守るべき家族があればまた違ったかもしれません。

50代の転職は厳しい

冒頭で話した51歳の男性も辞める前に話をする機会があったら、このようなことを話して思い止まらせることもできたかもしれません。

ずっと会社の中にいると分からない人も多いのですが、世の中そんなに甘くないんですよね。

本当、厳しいです。ましてや40代50代ともなると。

果たして希望通りの満足いく転職ができるのでしょうか。

勿論、一緒に辞めた人の中には立派に転職を果たした者も少なくありません。転職後その会社で取締役まで出世した者もいます。

転職に成功できた人は、会社を辞めた途端、同業者から声がかかるような人、友人知人に日頃からコネがある人、転職先で頑張れる人。例外なくこれらのいずれかです。

やはり、50歳にもなって転職する場合は、強力な実績、技術力や営業力などのセールスポイントやコネなどが必要だと思います。

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