一流企業の待遇は会社を辞める時も違う。東芝の早期退職優遇制度。

一流企業の待遇は会社を辞める時も違う。東芝の早期退職優遇制度。

不正会計が明らかになった東芝がリストラを行いました。

早期退職優遇制度にのっとって全社で2,000人ほどが3月末で会社を去るようです。

東芝の早期退職優遇制度

早期退職の募集対象は40歳以上で勤続年数10年以上の社員。

私と同じ53歳の人がこの早期退職優遇制度にのっとって会社を退職するとすると、退職金は、基準金額の40ヶ月分が上積みされて、役職についていた場合、5,000万円程度になるといいます。

しかも、会社都合の退職ですから勤続20年以上でしたら失業保険も330日(約1年)もらえます。

さすがに一流企業は会社を辞める時も条件がいいものです。

羨ましいです。

それでも、専門家のコメントなどでは「世間相場から言えば決して少ない額ではない」と言っている訳ですから多いところはどれだけ貰えるのかという話です。

まあこういう会社に勤めている人達は一流の大学を出て就職試験にも勝ってきた優秀な人達ばかりでしょうからそれ相応の対応ということになるとは思いますが。

とはいえ、羨ましいという捉え方は早々にリタイアした私個人の勝手な目線での捉え方であって会社に裏切られて退職するはめになった社員にとっては決して喜ばしいことではありません。

実際、早期退職優遇制度は辞めたくなくても辞めさせられる人が多く出てきます。

私も38歳の時に当時勤めていた会社を早期退職優遇制度にのっとって退職した経験がありますのでそのあたりのことはよくわかります。

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「退職者募集」というのは名ばかりで、予め辞めさせたい人のリストが作成されていました。

そして、全員に面接があり、会社が本当にリストラしたい人間は、それを希望しなくても退職に追いやられていくシステムになっていました。

最終的には退職は本人の意思になりますが、会社側からして本当のリストラ対象となった人は面接などで執拗に退職するよう追い込まれていきます。

それでも辞める意思を固めない人には、残っても居場所がないと、暗に希望しない部署への異動をほのめかされます。

そのため、会社に踏みとどまるためには強い意志が必要になります。

実際、当初は強く残留を希望していた人も面接での会話や早期退職優遇制度の好条件を前に何人も退職してしまいました。

また、逆に意志を貫いて残った人もすぐに異動の辞令が下り、希望しない部署に飛ばされ、結局は辞めていくという人も少なくなかったです。

退職金5000万円を手にしてどうするのか?

東芝のリストラの例の、50歳で5,000万円とは高額ですが、アーリーリタイアするかどうかということを考えると多少の貯蓄をプラスしても何とも心もとない金額です。

50歳前後であれば家のローンも残っているでしょうし、子供がいれば教育費が最もかかる時期でもあります。これまでの生活にどっぷり慣れた奥様を説得するのも大変でしょう。

やはりアーリーリタイアするより定年までしっかり勤めて退職金を満額もらった方が今の生活を維持できて断然お得という計算になります。

それに、一流会社に勤めていた人たちはプライドも高く、第一線で働きたいと考える人が多くアーリーリタイアしようと考える人は少ないように思います。

一方で、中にはすぐにでも辞めようと思っていた人や脱サラしようと思っていた人もいると思います。そういう人達にとっては1年の失業保険と5,000万円の退職金は棚から牡丹餅。

これを機にアーリーリタイアや脱サラを決意する人もいたと思われます。

私の場合も、脱サラしようと思っていた時期にたまたま早期退職優遇制度が始まり、それにのっとって退職ができましたので凄くラッキーでした。

中途入社で10年ほどの勤続で、上積み金額を足しても400万円ほどでしたが、失業保険と合せて3年ほどは無収入でも生活できるとあって心強かったものです。

それに照らし合わせると東芝の退職金は10倍以上。

十分な貯蓄がなくても年齢や生活環境によってはアーリーリタイアも可能な金額です。

再就職までの繋ぎ資金としても十分ですし、質素な生活で構わなければネットなどでお小遣い稼ぎしながらのセミリタイアも視野に入れることができます。

その人の仕事に対する考え方や、家族構成や家のローン、貯蓄、生活レベルなど複雑な要素を総合的に判断して退職する、転職する、アーリーリタイアするという選択になってくるでしょう。

それにしても一流企業は会社を辞める時も条件がいいものです。

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