アーリーリタイアを目指すサラリーマンに伝えたいこと

アーリーリタイアを目指すサラリーマンに伝えたいこと

アーリーリタイアを目指しているサラリーマンも多いと思います。

特にこのブログに訪問される方の中にはそういった人の割合が多いかもしれません。

そこで今回は、そういう人達にちょっとだけ先にリタイアした者として、アーリーリタイアを目指しているサラリーマンに伝えたいことを記してみたいと思います。

サラリーマンがアーリーリタイアを目指す理由は何か

最近感じているのですが、私がこのブログを立ち上げた頃からすると、早期リタイアを目指しているサラリーマンの方が随分増えてきたように感じます。

それとも単にそういったことを書くブログの数が増えてきているだけでしょうか。

最近、そういったアーリーリタイアやセミリタイア生活を目指す人達のブログを拝見する機会が増えてきたのですが、どうしてアーリーリタイアをしたいのか、セミリタイア生活を目指すのか、その理由を書いている人って意外と少ないものです。

仕事上のストレスが大きいからでしょうか、サラリーマンが性に合わないからでしょうか、それとも単に自由な人生を生きてみたいという願望を実現したいからでしょうか。

読み手としては、特に先にリタイアしている身としては、どうしてリタイアしたいのか、また、リタイア後の将来のリスクについてどう考えているかにも関心があります。

中には現状逃避からか将来のリスクに目を瞑り、見切り発車的にリタイアをしている方もいるようですのでちょっと心配になったりするものもあります。

人の心配する前に自分の心配を、ということはわかっているのですが、自分の今後を律する意味もこめて、リタイア後に後悔することのないようしっかり計画を立ててアーリーリタイアを検討して頂くことを促す思いでこの記事を書くことにしました。

サラリーマンも捨てたものじゃない?

私の場合、38歳の時にサラリーマンを早期退職して(その後、自営業を10年ちょっとしていますので)18年も経っています。

脱サラリーマンを18年も経験しているからこそ言えることかもしれませんが、サラリーマンってそんなに捨てたものじゃないと思うんです。

いや、誤解のないように最初にはっきり言っておくと、サラリーマンを辞めるのを思い止まってほしい、と言っている訳ではありません。

現に私もサラリーマンが性に合わず苦痛だったから38歳で辞めた訳ですし、今から戻るくらいだったら死んだ方がマシとさえ思っています(^^)

以前にも書いたようにサラリーマンは無能な上司の指示にも従わなければなりませんし、ご機嫌をとらなければならないこともあります。

非効率的な会議や打ち合わせにも参加しなければなりませんし、作業が終わらなければサービス残業を強いられ、飲み会やゴルフなどくだらない付き合いもあります。

自分がやりたい仕事ができるとは限りませんし、意にそぐわない異動や転勤もあります。

年下の部下だった者が上司になって顎で使われることだってあります。

不条理な世界で納得できないことが多いのがサラリーマンだと思っています。

でもですね、サラリーマンにもいい面はあります。

とりあえず出勤すれば給料が貰えますし、ボーナスとやらもあります。

雨風凌げる部屋も会社が用意してくれていますし、机や椅子、事務用品も無償で与えられています。トイレも使いたい放題です。

ホワイトカラー(死語?)の人はエアコンが効いた部屋で快適に過ごすことができますし出張では会社の経費で飛行機や新幹線に乗れたり出張先では旅行気分を味わえることだってあります。

年末調整や確定申告も自分でしなくて済みますし、気の利いた会社であれば福利厚生もしっかりしてます。

愚痴をこぼしたり相談したりできる仲間もいます。

不条理な世界ですから実力がないのに運よく昇給・昇格できるかもしれません。

入場料を払う訳ではなく、給料を貰える訳ですから楽しいはずがなく辛いのが当たり前と開き直ることができれば不条理なことも我慢でき、案外釣りバカ日誌のハマちゃんのように楽しくやっていけるかもしれません。

当たり前のように出勤して給料を貰っているとサラリーマンの有り難さが分からなくなるのですが、何から何まで自分でしなければならない自営業やこういったことが何もないリタイア生活を経験するとこのような考えも芽生えてくることもあるんです(ほんの少しですが)。

アーリーリタイアを目指すサラリーマンに伝えたいこと

定年前に会社を退職し、自由気ままに悠々自適な生活を送るアーリーリタイアを夢見る人が少なくないのはわかります。

しかし、サラリーマンを辞めると収入だけでなく肩書や信用も失います。

社会との繋がりや友達との繋がりも希薄になります。

加えてこれからはインフレで物価が上昇していくでしょうし、人口減少やお粗末な社会保障政策で税の負担は増えていくのに年金支給開始年齢は先送りされ、年金支給額は減少、社会保険などによる手当も悪化していくことも予想されます。

貯めたお金が足らなくなる可能性もありますし、ギリギリな場合はずっとお金の不安がつきまといます。

人生100年時代と言われるように老後の時間も長くなります。

それでも早々にリタイアをする場合、特に30代、40代と若くしてリタイアをする人はこれらの生活上の、また経済的なリスクを強く意識しておく必要があります。

とりあえずサラリーマンをしておけば、その間は難しいことは経営者が考えてくれますし、インフレの流れにも対応可能です。

私がリタイアをした時は人口減少だとか、少子高齢化問題とか、またAIによる社会構造の変化など、ここまでクローズアップされてはいませんでした。

たった6年で潜在化していたリスクがどんどん顕在化してきているといった印象です。

2020年のオリンピックが終わるともっとリスクが顕在化し、すぐに2025年問題もやってきます。これから10年は未曾有の変化が起こると思います。

大阪万博だって裏目に出るかもしれません。

私も十分に計画立ててリタイアしたつもりですが、これらのことを考えるとやはり少し不安になってきます。

記事を書きながらも今後のリスク対策を強化しなければ、と気の引き締まる思いになります。

そういったことを考えた時、働いているということは何よりも安心材料になります。

不安を煽るような記事にしなってしまいましたが、アーリーリタイアを目指しているサラリーマンの方はこれらのことを念頭において考えてほしいと思うのです。

資金的な見込みができたからといって安易にリタイアするのではなく、リタイア後の経済的なリスクや生活面などを充分に検討した上で慎重にすべきです。

失敗しても誰も助けてはくれません。自分を守れるのは自分だけです。

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