就寝する前の30分ほどを読書の時間にあてています。
ベッドの上でLEDのスモールライトを着けて横になって読んでいます。
勿論、老眼鏡は必須です。
少し前になりますが、内館牧子の「終わった人」という文庫本を読みました。
定年後のことを色々と考えさせられる内容なので、定年間近の人や定年して時間を持て余している人は一度読んでみることをおすすめします。
定年後の生活を有意義なものにするためのヒントになるかもしれません。
この「終わった人」、6月には舘ひろしと黒木瞳が主演で映画も始まるようです。
参考:終わった人:公式サイト
本を勧めておいてネタばらしをするのも何ですが、ブログを書き進めるために最後のほうだけちょっとだけネタばらしをさせてもらいます<(_ _)>
*****(ストーリー)
一流大学を出て一流企業に就職し、無事定年まで勤めて定年退職した主人公は、自分の居場所を探し求めた末、やっと理想的な再就職を果たします。家族も喜びます。
優秀で周りからの信頼も厚い主人公は会社の代表を任されることになりますが、間もなく取引先の破綻のあおりを受けて倒産。
契約にのっとって個人の資産(約1億円)のほとんどを損失の補填にまわして失ってしまいます。
主人公はお金に執着せず、しっかり責任を果たそうとしますが、妻にとっては寝耳に水!晴天の霹靂!夫婦仲は一気に険悪になります。
主人公は、一流の銀行に勤めていたこともあり年金は月額50万円ほど。
殆どの貯蓄を失ったとはいえ、贅沢しなければ生活も十分やっていけそうです。
しかし、妻は夫を許せず結局最後は卒婚という良くわからない言葉を盾に別居してしまいます。
*****
小説の最後の方の展開ですが夫婦の在り方については違和感を覚えました。
この展開、世間一般的にはどうなんでしょうか?
私も妻にこのような状況(個人資産のほとんどを失うが充分な年金あり)になったらどう思うか(どうするか)聞いてみたところ、全く問題ないという想像通りの答えが返ってきました。
例え二人で一緒に貯めたお金を失ったとしても事情が事情なら仕方がないと思う、と。
年金だけで生活はどうにかなる訳ですから、どちらかというと、こういった答えが返ってくる方が多いと思うのですが、どうなんでしょうか。
既婚者の方は一度、妻に聞いてみては。
意外と想像と違う答えが返ってくるかもしれません。
改めて妻や夫との価値観の大きなズレを感じるかもしれませんね。
ちなみに我が家の場合は、私のミスで資産を失った場合、またそれが原因で生活自体が厳しくなるとした場合、間違いなく私の方が落ち込み、妻が励ますことになるといった夫婦関係です。
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