50歳でアーリーリタイアをすることに至った経緯

50歳でアーリーリタイアを決断するまでの経緯

昨年、ちょうど10年続けた法人を解散してアーリーリタイアしました。

ちょうど50歳の時でした。

続けていればその後もそれなりの収入は見込めたのですが、あえて辞めました。

今回は、50歳でアーリーリタイアをすることに至った経緯について記してみたいと思います。

50歳でアーリーリタイアを決断するまでの経緯

私の場合、38歳でサラリーマンを辞め、その後12年間自営業をした後、仕事自体も辞めました。

辞めるまでには心の中で色々な葛藤があり、一言でその経緯を語ることは難しいのですが、およそ以下のような心の変遷をたどり決断に至ったと思います。

東日本大震災でアーリーリタイアという発想が生まれる

万が一、今後事業がうまくいかなくなってもしばらくは生きていけるだけの資産は築けたなとホッと一安心していた頃に、あの東日本大震災が起こりました。

およそ3年ほど前です。

毎日放映される津波の画像を観て、自分のこれからの生き方を問うようになりました。

この頃、自分の資産を棚卸して整理すると生活を少しスリム化すれば何とか貯蓄と年金だけでやっていけそうなことが判明します。

そもそもサラリーマンを辞めて自営業を始める時、何と思っていたか。

独立して月に30万円でも稼げるようになったらどんなに幸せか。そう思ってたんです。

だったらもうそんなに頑張る必要はないのではないか。

働きながら生きるという固定観念を取っ払ってもいいのではないかと。

そういう風なことを考えていると、それまでは露ほども思ってもいなかったアーリーリタイアという選択肢が頭に定着してしまいました。

2年間リタイアするかどうか悩む

しかし、すぐには決断はできません。

このまま、お金を増やすために忙しくて束縛やしがらみやストレスの多い仕事を続けるか、収入を犠牲にしてリタイアし自由で開放的で心豊かな生き方を選択するか、随分悩みました。

仕事を続けていけばお金も減りません。何より経済的に「安心」です。

物質的には快適な生活が送れます。

一方、忙しくてストレスが多くセカセカした毎日にピリオドを打ち、贅沢はできなくても精神的にもゆとりのあるゆっくりした生活にも大変魅力があります。

幸せって何なのか、また、生きている時間を大切にしているか、などと考えるうちにリタイアするという決断をするまでにはそれから2年以上かかってしまいます。

やはり心配なことは経済的なことです。

不動産経営などで不労所得をとも考えてみましたが、震災もあった後でもあり、想定通りにいかないリスクが多いこともあって貯蓄と年金だけに頼ったリタイアに拘わることにしました。

このままズルズルと辞めきれないでいるのか、とも思いましたが、ちょうどその頃、親しい人が亡くなりました。随分お世話になった人だったのでショックでした。

そういうこともあり、ようやく特に大きなパワーを必要とせず覚悟ができ、決断してアーリーリタイアに踏み切ることができました。

10年をお金で買うという発想でリタイアを決断

悩んだ2年間は貴重な時間でした。

仕事をフェードアウトさせながら生活をスリム化し、貯蓄に励みましたし、何度もリタイア後の生活をシミュレーションしました。

後はリタイアを実行に移すだけです。

そして最後にアーリーリタイアを後押ししてくれたのは、本来は60歳くらいまで仕事を続けるつもりでしたので、10年分の収入をとるか10年という自由な時間を取るかといういたって単純な問題であることに気づいたことです。

言わば、50歳でのアーリーリタイアは、凄く高い買い物ではありますが、家や車を買うのと同じ感覚で10年という時間をお金で買うようなものという発想です。

そういう風に考えるようになってからは、アーリーリタイアすることがさほど大きな決断を要する選択ではないと思うようになりました。

そしていよいよ、10年という時間をお金で買うという発想でお金の問題に決着をつけ、アーリーリタイアに踏み切った訳です。

まとめ

かくして私は50歳でアーリーリタイアしました。

リタイアするかどうかは、その人の価値観の問題です。

「今後生活できるだけの収入分」が宝くじで当たった場合あなたはどうしますか?

物質的な欲求を優先する人であれば車や家にお金を使うでしょうし、自由な時間を優先させたい人は仕事を辞めるかもしれませんね。

また、人間いつまで健康でいられるか分かりませんし、いつ死ぬかもわかりません。

私の場合、残り1年しか生きられないとしたら仕事は辞めるに決まってます。

私の場合、このような経緯を経て、生活に余裕はありませんが、質素に「足るを知る生活」(現状に満足して多くを求めず感謝しながら生きるという生き方でしょうか)を心がければ、より幸せな人生が送れるのではないかと考えてアーリーリタイアしました。

関連記事

ここでは、50歳でアーリーリタイアする場合、貯金いくら必要か、について自分の考えを記しています。ときどき、「50歳でアーリーリタイアするには貯金はどれだけ必要か」「老後の貯蓄は3,000万円必要」といった記事を雑[…]

50歳でアーリーリタイアするには貯金はいくら必要か
関連記事

早いもので50歳でアーリーリタイアしておよそ6年が経ち、このブログを立ち上げて早くも5年が経とうとしています。将来に対する不安は少しばかりあるものの今の生活は快適そのもの。リタイアして6年経った今でも全く飽きませんし、早期に[…]

なぜ50歳でアーリーリタイアを決意したのか
関連記事

アーリーリタイアするかどうか悩んでいた頃、悲しい出来事がありました。この出来事は私のアーリーリタイアの決断を後押ししてくれましたので、今日はそのことについて書いてみようと思います。サラリーマン時代にお世話になった人が[…]

アーリーリタイアの決断を後押しした悲しい出来事

セミリタイア生活