先日アイドルグループ嵐が2020年末をもってグループでの活動を休止することを発表しました。
リーダーである大野君の、「一旦グループのシガラミから離れて自由な生活をしたい」との考えが尊重された結果だったようです。
このような大野君の生き方をこのページのタイトルでは「セミリタイア」という言葉を使っており、違和感を持つ人も少なくないと思いますが、実はこういった仕事のやり方・生き方もセミリタイアの形態の一つと捉えることもあるようです。
セミリタイアとは?
我々日本人にとってセミリタイアとは、一定の資産を築いた後、仕事を辞め、リタイア後は資産運用などの配当金収入などを得ながら悠々自適な生活するスタイルというイメージがあります。
ですが、欧米では、一旦、仕事を辞めて数か月から数年単位の休暇をとり、再就職をする形態もセミリタイアと解釈されているようです。
人生を長い目で見たときの一時的な休息(セミリタイア)として流行っているようです。
一定の期間、会社勤めの生活とは異なる経験をすることで、価値観や視野が大きく変化し、会社に復帰した時に以前とは異なる価値観で仕事に取り組めるようになるメリットがあるとしてこのような休暇を歓迎している企業もあるとか。
実際、5年働いて1年仕事を休み、旅をしたりボランティア活動をするセミリタイア生活を繰り返している人も少なくないといいます。
確かにセミリタイア生活を6年近く経験した私も今から会社勤めをするとなると組織というものや仕事に対する考えが以前サラリーマンをしていた頃とはずいぶん違うように思います。
そして、仕事に復帰した後にその経験が仕事に役立つのかと言われれば、以前より広い視野をもって多様な価値観を受け入れられる気がしますしそれは仕事にもプラスに働くように感じます。
これはおそらく年齢を重ねたからだけではなく、仕事から離れて自由に暮らしている時間が長いからだと思います。
今回は、当サイトにおけるアーリーリタイアとセミリタイアのそれぞれの違いについて定義しておきたいと思います。 私がこのブログを始めた5年前はそうでもなかったと記憶していますが、最近はアーリーリタイアやセミリタイアを題材としたブログがすご[…]
日本もセミリタイア制度の導入を!
個人的にはこのようなセミリタイア生活は会社の制度として取り入れてほしいと思います。
働き方改革の延長で少しでも話題なってほしいものです。
朝から晩まで会社で身を粉にして働き、たまの休みには付き合いで接待ゴルフ。家族との付き合い方も忘れ、定年まで必死に働いていざ定年となると年金暮らしのおじいちゃん。
これでは、生きるために仕事をしているのか、仕事をするために生きているのか、よくわかりませんね。
人生ってそんなんでいいんでしょうか。
生き方は自由、個人で自由にやればと言われても、現実問題として、今の日本では一旦会社を辞めるとその後の受け皿がなくなり社会から放り出されるのがオチです。
実力本位の欧米と異なり、終身雇用、年功序列を採用している日本ではまだまだそういった働き方、生き方は難しいでしょうね。
しかし、人生を長い目で見た時に健康で動ける時間の殆どを仕事に費やすという生き方は本来の人間の生き方として間違っているとまでは言えないにしても勿体ないような気がします。
勿論、個人の考えでそういう生活スタイルを選択するのは自由ですが、経済的な面や日本の労働環境を考えると実現できるのはほんの一握りです。
今、働き方改革ということでこれまでの働き方の見直しが行われています。
人生をより豊かなものにするためにも是非このような働き方、生き方が実現できるような改革を推進してほしいと思います。
⇒ セミリタイア生活
昨年、ちょうど10年続けた法人を解散してアーリーリタイアしました。 ちょうど50歳の時でした。 続けていればその後もそれなりの収入は見込めたのですが、あえて辞めました。 今回は、50歳でアーリーリタイアをすることに至った経緯につい[…]
こんにちは、有栗です。 早いもので50歳でアーリーリタイアしておよそ6年が経ち、このブログを立ち上げてからももう5年が経とうとしています。 将来に対する不安は少しばかりあるものの今の生活は快適そのもの。 リタイアして6年経った今で[…]