アーリーリタイアとセミリタイアの違いとは?

アーリーリタイアとセミリタイアの違いとは?

今回は、当サイトにおけるアーリーリタイアとセミリタイアのそれぞれの違いについて定義しておきたいと思います。

私がこのブログを始めた5年前はそうでもなかったと記憶していますが、最近はアーリーリタイアやセミリタイアを題材としたブログがすごく増えてきたように思います。

ところで、この「アーリーリタイア」と「セミリタイア」。

このブログでも頻繁に使っている単語ですがその違いは何なのでしょうか。

アーリーリタイアとセミリタイアの定義

アーリーリタイアとセミリタイアの二つの言葉はよく似ており、それ系のブログを書いている人によってもその捉え方はマチマチのようです。

ですので、読む方としては混乱したり若干の違和感を覚える人がいるかもしれません。

それもそのはず、基本的には、両者は特に決まった定義もなく曖昧なのです。

従って、ある程度個人が自由に解釈して使っていいと思いますが、当ブログでは以下のように捉えて使い分けています。

アーリーリタイアとは

アーリーリタイアとは、早期リタイアと同じで、その後、一線で働く意思を持たずに定年退職前に会社を辞めたり、事業を辞めたりすることです。

その後、一線で働く意思を持たない点で、仕事を辞めて転職活動をするサラリーマンなどの早期退職と異なります。

今後第一線で働く意思を持たずに仕事を辞めることそのもの、であり、アーリーリタイア後の生活スタイルではありません。

そして、アーリーリタイア後は、

  1. 副業などを含めた仕事を全くしない「完全リタイア」か、
  2. 副業などを含めたちょっとした仕事をしながらの「セミリタイア

に分かれます。

セミリタイアとは

セミリタイアとは、色々な捉え方があるようですが、私は、第一線から退き、自分の時間を楽しむことに重点をおき、ちょっとした収入(必要な分だけ)を確保するために片手間で仕事もこなす生活スタイルだと捉えています。

完全に仕事から離れてしまう完全リタイアと区別した生活スタイルだと捉えていますので簡単に言えばアーリーリタイアとは次元が違います。

そのため、私の場合は、例えば「アーリーリタイアとセミリタイアどちらがいいか」といった問いには違和感を覚えることになる訳です。

念のために書きますが、先にも書いたように、基本的には、両者は特に決まった定義もなく曖昧ですので、そういった問いをしているブログを揶揄している訳ではありません。

以前は、「1年のうち半分は仕事し、残りの半分は全て休暇にあてる」というスタイルもセミリタイアの一種と考えられていたようですが、近年はこういう生活の仕方、働き方を「ミニリタイア」と言ってセミリタイアとは分けているようです。

関連記事

社員 部長、会社活動を休止したいのですが。 部長 休止ってどういうことかね。休暇を取りたいってことかね。 いえ、自由な生活をしたいんで一旦会社を辞めたいんです。 […]

嵐の大野君も決断したセミリタイア生活

ミニリタイアは、人生の半分をリタイアするような生き方でフリーランスで仕事をしている人でなければ難しい生き方です。普通の会社員として働いている場合は、ミニリタイア後の居場所がなくなる可能性があるためです。

従って、55歳の人が1日3時間のアルバイトやネットビジネスなどで少しの収入を得ているのであればセミリタイアとなります。

セミリタイアという言葉は、大橋巨泉さんがいくつもの番組を降板する時に使った言葉だと記憶していますが、本人は完全に芸能界を辞めてしまうのではないため完全リタイアと対照的に緩いリタイアだという意味でセミリタイアという言葉を使ったものだと記憶しています。

とまあ、こういう風に考えていますので株式投資や不動産経営などで収入を得て生活しているのはセミリタイア生活で、そういった収入も全く得ないで貯蓄だけで生活していくスタイルを完全リタイア生活と捉えています。

また、アーリーリタイアもセミリタイアも働く意思のないニート(働く意思のない15歳から34歳までの若者)や中年無業者(働く意思のない35歳以上の人)とは違い自分の時間を楽しむためのリタイアですのである程度の資産を持った人という意味も含まれていると言えます。

近年は特に20代、30代といった若者が経済的な贅沢より自由を優先してアーリーリタイアをすることをFIRE(経済的自立と早期退職)と言ってブームになっているようです。

アーリーリタイアとセミリタイアの違い

このように、当サイトでは、

  • アーリーリタイアとは、その後、一線で働く意思を持たず定年退職前に会社を辞めたり、事業を辞めたりすること
  • セミリタイアとは、アーリーリタイアした後に、完全に仕事から離れる完全リタイアとは対照的に、ちょっとした収入源を確保するために緩い仕事をしていく生活スタイル

という違いで使い分けています。

私の場合は、最初は完全リタイアのつもりでしたが、アフィリエイトで収入が発生するようになってからはリタイア後の生活を表現する際にはセミリタイア生活という表現で統一しています。

関連記事

アーリーリタイアして5年以上が経ちました。 私は、サラリーマンを早期退職後、一度脱サラで自営業を経験し、その後、50歳でリタイアした経験の持ち主ですが、15年ほど経験したサラリーマン生活も昨日のよ[…]

アーリーリタイアすることのメリットとデメリット
関連記事

こんにちは、有栗です。 早いもので50歳でアーリーリタイアしておよそ6年が経ち、このブログを立ち上げてからももう5年が経とうとしています。 将来に対する不安は少しばかりあるものの今の生活は快[…]

50歳でアーリーリタイアという生き方を選択した理由
関連記事

今年もあと僅かとなりました。 毎年同じことを言ってますが、1年が経つのは速いものです。 さて、以前も「来年の目標をノートに書き出すのが12月の恒例行事です」で書いた通り、会社を辞めて脱サラし[…]

アーリーリタイア後でも目標を立ててそれを遂行しようと努力することは大事