俺はどこでも通用すると豪語して転職していった男は今!

俺はどこでも通用すると豪語して転職していった男

およそ16年前、当時勤めていた会社(以下、会社A)の経営が傾き、私を含めて200人以上の人が会社を去りました。

その中には今どうしているか気になっている人が何人かいます。

Mさんもその一人です。

同じ情報システム部にいたMさんは、私より3つ年上で当時41歳。

比較的仕事のできる男でしたが、偉そうな振る舞いや人をバカにしたような発言ばかりで、周りからは強烈に嫌われていました。

上司にはうまく取り入るため、出世は速かったMさんは、部長不在のある日、部長代行として経営会議に出席。その会議の中で専務の発言に横槍を入れて支店に飛ばされます。

会社の経営状態も悪い上に左遷されたとあって彼はいち早く退職を決断。

会社が希望退職者を募る1ヶ月ほど前で、あと1ヶ月待てば退職金だけでも数百万円の上乗せがあったのにと後悔していたようです。

その彼のその後の動向が気になっている理由は、彼が会社を去る日、古巣の情報システム部に挨拶にきた際、皆の前で、

「この会社が潰れたら君たちはどうするんだ?他に雇ってくれるところがあるのか?俺は君たちと違ってどこに行っても通用する。それだけの実力を持っているから。君たちもせいぜい頑張ってくれ。」

と豪語して去っていったためです。

ドラマのような挨拶ですが、ほぼこの通りに話して帰りました。

聞くところによると、付き合いのある経営コンサルタントの紹介で遠く離れた四国の企業に契約社員として転職すると言います。

当時は契約社員というのも今ほど悪いイメージではなく、年収も50万円ほどアップするということだったので40過ぎの転職としては、そんなに悪くない条件だと思いました。

子供2人を含めた家族4人で四国に移住。ここ長崎には、購入して間もないマンションもあるのに思い切った決断です。

しかし、四国の会社は2年目の更新は無かったようです。

その理由までは耳に入ってきませんでした。

そして次は九州の熊本の会社に転職。またもや家族で思い切った移動です。

しかし、そこも2年と経たないうちに辞めたと聞きました。

その後は、結局、ここ長崎に戻ってハローワークを通して就職活動を行います。

しかし、長崎の会社は、会社Aを辞めた200人が散らばっています。

目ぼしい会社にはことごとく会社Aからの転職者(Mさんの後輩)がいるということで転職活動も苦戦したようです。

この頃、うちの妻がコンビニで見かけたらしいのですが、古い軽自動車に乗っていたと聞きました。ワーゲンに乗るほど車好きだったのですが。

その後、30人に満たないソフトウェア会社に転職したらしいのですが、運悪くその会社の顧問社労士が会社Aを辞めた200人のうちの一人でした。

その社労士本人から聞きましたが、ちょっと癖のある男だと感じた社長はその社労士と相談して、3ヶ月の試用期間を終了した時点で、正社員の雇用なしという通達をしたそうです。

Mさんは会社を相手に訴えを起こすと駄々をこねてたそうです。

それからは噂も聞かなくなりましたが、ここ長崎は離れたと聞きました。

日頃の行いも大事ですし、人間力を含めた自分の実力を正確に見極めことも大事だとつくづく思いました。

勢いで会社を辞めると損をすることも


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