先日、テレビで「ヒートショックプロテイン」のことが話題になっていました。
ヒートショックプロテイン(HSP)とは、体の至る所の痛んだ細胞を修復し元気にしてくれるタンパク質のことらしいです。
もともと体内に存在するらしいのですが、加齢とともに減少するとか。
体内でHSPが増えることによって、免疫力がアップしたり、基礎代謝を上げて脂肪燃焼効果が上がったり、また運動能力が向上して疲れにくくなるといった効果があるということです。
改めてネットで確認すると、
- がん予防やある程度のがん細胞を消す作用
- 脳に働きかけてドーパミンを活性化する作用
などがあることなども記載されているところがありました。
また、HSPが増えることによる副作用もないとのことでした。
アーリーリタイア後はヒートショックプロテインを増やして免疫力と脂肪燃焼効果をアップ!
ヒートショックプロテインを増やす方法
で、このHSP、どうやれば増やすことができるかですが、深部体温(体の内部の温度)を38度ほどまで上げると増えるとのことです。
そして、深部体温を上げる身近で簡単な方法としてお風呂を活用した方法を紹介していました。
42度ほどの熱めのお湯に10分、あるいは40度ほどのお湯に20分ほどつかるなどして、深部体温を38度に上げてHSPを増やすというやり方です。
日本人が長寿である原因の一つには熱いお湯につかる習慣があるからかもしれないという見解もあるようです。
私の場合、アーリーリタイア後は日常の活動量が減り、新陳代謝や免疫力が低下気味です。
加えて運動不足ですのでこの健康法を試してみることにしました。
ということで、深部体温を測るため舌下用の体温計を用意し、早速お風呂で試してみることに。
入浴のポイント
最初は体温を上げるというのが意外と苦痛でしたが、何度かやっているうちにコツをつかみ、私なりに効率よく体温を上げる入浴法がわかってきました。
42度に設定して沸かしたお湯に体温計を口の中に入れてしっかり肩までつかり、湯温が下がらないようにお風呂の蓋をできるだけ閉めて入浴します。
設定温度42度で沸かしますが、入浴する頃には、1~2度下がっているせいか10分くらいの入浴では体温は37度ちょっとまでしか上がりません。
10分も入浴するとお湯の温度も若干冷めますので追い炊きを行い、そのままさらに5分くらい入浴を続けます。
このやり方で入浴開始から15分ほどで体温計のメモリは38度を超えてきます。
平熱は36度ちょっとですが、38度にするって結構大変です。汗もかきます。
一応、38度を超えてからも3分くらい入浴を続けてから上がるというのを目安にしています。
私の場合、だいたい38.2度という体温で目盛が止まります。
入浴時間は15分から18分といったところでしょうか。
入浴後は、体温を下げないようバスタオルや毛布などで保温するのが重要だと言ってましたが、私の場合は、比較的早めにトレーナーまで着込みますので改めて保温といったことはしません。
効果はいかに
このヒートショックプロテイン、入浴後2日後をピークに4日後くらいまで増加するそうですので、3日おきくらいに週2回ペースでの継続が良いそうです。
実践してまだ3週間ほどですが、私の場合明らかに次のような変化が現れました。
- 寝つきがよくなり睡眠が深くなった(ように感じる)
- 日常生活で寒さを感じることが激減した
- 疲れにくくなった
この間、1度温泉に浸かる機会があり、この入浴法を実践してみましたが、その時は温泉効果も手伝ってか2~3日はポカポカして体調も良かったです。
この入浴法で効果らしきものは体感しましたが、私の場合、継続的にこの入浴法を取りいれるのはちょっとしんどいかもしれません。
くつろぐはずの入浴タイムが若干我慢大会的なストレスを感じる場になるためです。
とはいえ、1週間に1回程度は取り入れてみたほうがよさそうです。
あと、気のせいかもしれませんが、たまに腕立て伏せ程度のちょっとした筋トレをしますが、この入浴法を実践しだしてからは筋肉の痛みが通常より激しいような気もします。
もしかすると筋肉の修復と何等かの関係があるかもしれません。
尚、これらがヒートショックプロテインの増加がもたらした効果なのかどうかは定かではありませんし、個人差もあると思いますが、興味が出たり気になったらネットでしっかりしたやり方を確認して試してみては如何でしょうか。
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