こんにちは、有栗です。
実に1ヵ月ぶりの投稿となってしまいました!
先日、久しぶりにサラリーマン時代に同僚だった男と会食しました。
前回の会食から実に4年半ぶりです。
5年ほど前に鬱を患いながらも今も同じ職場で頑張って働いている男です。
参考:鬱で入院していた男と会食
あれからもずっと嫌なサラリーマンを続けている訳で、さぞかし辛い生活を送っているのだろうと思っていたのですが、会ってみて話すとそうでもありませんでした。
あの後、彼は、会社では課長代理から平に降格になったそうです。
ずっと部下だった数人の社員の下になったということです。
でも彼は、以前より楽しそう。
もうどうなっても構わない、と開き直っています。
家庭でもそうです。
相変わらず奥さんとはうまくいっておらず、夜も一人で外食を済ませ、家に帰っても全く会話もなく、終始自分の部屋に閉じこもっている状態ですが、60歳の定年を迎えたら離婚をすると決めてからはどうでもよくなったそうです。
その頃には二人の子供も親の手を離れるそうで。
結構、楽しそうにそういったことを話すので、抗うつ剤の威力は大したもんだと思っていたら、予想に反して薬はとっくに止めているとか。
要するに守るものがなくなってきて強くなっています。
会社でも以前は空気を読んだり、相手を気遣ったりして言えなかったことが、今ではかなり言えるようになったとか。
これ以上ない恥をさらしてからは、プライドも無くなった上、人にどう思われようが構わなくなったとか。プツンと緊張の糸が切れたんでしょうね。
ずっと部下だった後輩たちも、役職上は自分の下になったからといって突然元上司に指示・命令ができる訳ではありません。特に病み上がりの人には気を使いますしね。
避難する人もいないため結構好き放題やっているようです。
私も会う前はかなり心配していて、先日読んだ本の知識をもとに鬱的症状の改善のためには運動がすごく効果があることを説明しようと思っていたのですが、会って話している途中からなんだか楽しくなり、私も「最強だな~」と連呼してました(笑)。
なるほど、人間、失うものや守るものが無くなるとこうなるんだ!
でも、深夜、帰り道で外の風に当たりながら話していると、少し寂しそうでした。
守るものがなくなると何だか孤独に感じるようにもなるようです。
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