14年ぶりに自分で確定申告をしました。
おぼろげな記憶ですが、サラリーマンを辞めて自営業を開始した14年前、一度、白色申告で確定申告をした記憶があります。
初めてやった白色申告の時は、今みたいにネットで入力したものを印刷して提出(送付)するといった気の利いた仕組みが無かったので、手書きのものを持参して、混雑している中、色々質問しながら提出したように記憶しています。
アフィリエイト収入の確定申告
昨年は思いのほかアフィリエイトによる収入が300万円ほども発生しました。
当初はそれだけの収入を予想していませんでしたので、開業届や青色申告承認申請書は出しておらず、従って今回は白色申告となりました。
今回行った白色申告を備忘録を兼ねて紹介したいと思います。
確定申告(白色申告)に必要なもの
確定申告に必要な書類は、
- 確定申告書B第一表
- 確定申告書B第二表
- 収支内訳書
- 各種控除証明書(社会保険料・生命保険料控除)
の4種類です。
前準備
まずは、申告書を作成する前準備として、
- a8やアフィリエイトBなどの売上先ごとの収入と
- 経費(ドメイン・サーバー費用やプロバイダー料、電気代一部など)
- 社会保険料控除・生命保険料控除
を正確に把握します。
翌年からも使用できるように、エクセルで雛形をつくり、金額を打ち込めるようにしておくといいと思います。青色申告でも必要な作業です。
アフィリエイトの場合、経費としては、
- アフィリエイトに関する書籍代やセミナー代・交通費
- アフィリエイトに関する交際費・飲食代
- パソコンや周辺機器代(但し10万円以上の場合は減価償却費)
- PPC広告などの宣伝費
- 外注費
- 賃貸の場合は、家賃や電気代の一部
などが考えられますが、私の場合は該当するものがなくこれらは経費として申告していません。
各種控除証明書は、予め先方から送ってきてあると思いますのでそれを準備します。
売上(収入)と経費、控除資料が準備できたら、早速確定申告書を作成します。
確定申告書B第一表・第二表の作成
確定申告書の作成は、国税庁のサイトに確定申告書等作成コーナーというものがありますのでそれを活用しました。
「申告書・決算書・収支内訳書等作成開始」ボタンを押すと「e-Tax」で提出するか「書面を提出」するかの選択ボタンがありますので、どちらか選択します。
最初はe-Taxでと思って進めようと思ったのですが、ICカードリーダライタの購入はともかく電子書類の取得が面倒だったので書類提出の方を選択しました。
売上と所得金額の入力
次に、作成する申告書等の選択画面が現れますので、白色申告のため「所得税の確定申告書作成コーナー」を選択し「所得のある方の作成開始」を選択します。
申請する方の生年月日を入れる欄に生年月日を入れて進むと、収入・所得などを入力するページが表示されます。
私の場合、アフィリエイト1本の収入だけですので営業等の収入金額の欄に300万円、所得金額の欄に経費を差し引いた290万円と入力します。
所得控除の入力
所得控除入力項目を見ていくと「社会保険料控除」の欄と「生命保険料控除」の欄がありますのでそれぞれ入力します。
社会保険料控除は私の場合、
- 国民年金
- 国民年金基金
- 国民健康保険税
を入力。合計およそ100万円で、国民年金基金80万円が殆んどを占めます。
入力が終わって遷移していくと住所と氏名を入力して終了です。
納税額が計算された確定申告書B第一表と二表が作成されますので印刷します。
収支内訳書の作成
次に白色申告書に添付する収支内訳書を作成します。
確定申告書の作成の時と同じように、
「申告書・決算書・収支内訳書等作成開始」ボタン、「書面を提出」するボタンを押したら、次に「青色申告決算書・収支内訳書作成コーナー」を選択します。
収支内訳書作成開始から遷移していくと提出方法の選択画面が表示されますので
- 印刷して税務署に提出する
- 白色申告書に添付する収支内訳書を作成する
を選択して、入力を開始。
ここで、売上先別の収入や経費となる通信費や交際費などを入力します。
売上先別の収入として売上先名と所在地、売上(収入)金額を入力する欄がありますので、そこにa8やアフィリエイトBなどの事業者名と各々からの収入金額を入力します。
ここの売上(収入)金額の合計が、確定申告書B第一表の営業等の収入金額300万円と同額となります。
経費については、私の場合は、ドメイン・サーバー・プロバイダー料、そして電気代を2割ほど申告しました。
最後に再度、住所や氏名を入力して終了、印刷します。
確定申告書の提出
確定申告書も収支内訳書も印刷をすると「提出用」と「控え用」が印刷されますので、間違わずに提出用に押印して提出し、控え用は保管します。
提出する書類は、
- 確定申告書B第一表とB第二表が各1枚と
- 収支内訳書が2枚
添付書類台紙も印刷されますので控除証明書類を添付して合計5枚の提出です。
算出された税金は、(現時点でまだ支払っていませんが)税務署や金融機関に用意してある納付書で収めることができるようです。
あと、来年は青色申告にするか白色申告のままでいくか悩んでいます。青色申告にすると申告が少し面倒になる代わりに65万円の特別控除が受けられます。
来年の申告から青色申告にする場合は、今年の3月15日までに青色申告承認申請書の提出をしなければなりません。どうするか考えたいと思います。
簡単ですが、参考になればと思います。
アーリーリタイア後、初の青色申告による確定申告 面倒くさい青色申告による確定申告が一応終わりました。 アーリーリタイアしてからは青色申告による確定申告など面倒くさいことをすることはないと思ってましたが、2016年のアフィリエイトの収入が[…]
先日、国税還付金振込通知書が郵送で送られてきました。 還付金の額はおよそ57万円、うち還付加算金は4,000円ちょっとありました。 注目すべきは、還付加算金。納税が遅れると利息相当の延滞税が発生する分、還付金にも利息がつくという理解[…]