皆さん国民年金は支払ってますでしょうか。
年金は、物価に対して減少していくものの、破たんするとは考えられません。
支払わない人も一定数いるようですすが、将来のために支払っておくのが賢明だと思います。
国民年金は前納がお得
ご存じの方も多く、実践されている方も少なくないと思いますが、国民年金は前払い(前納)がお得です。
国民年金の支払方法には、
- 2年前納
- 1年前納
- 6ヶ月前納
- 当月末振替(早割)
- 翌月末振替
の5種類がありますが、2年前納から当月末振替(早割)までの前納には割引が適用されます。
特に平成26年度からは、それまでの6ヶ月・1年前納に加え、新たに2年前納制度が加わり割引率も大きくなりました。
アーリーリタイアした方、自営業の方などにはお得な制度だと思います。
私も平成26年度から早速2年前納を利用しています。
前払い(前納)による割引額
前払いによる割引額は平成26年度時点で以下の通りでした。
平成26年度の割引額が適用されない保険料額は、15,250円、
平成27年度の割引額が適用されない保険料額は、15,590円でした。
これを2年の支払いに換算すると370,080円(15,250円 × 12 + 15,590円 × 12)となります。
これに対して、前納の場合の割引額は、
- 2年前納の場合は、355,280円の一括支払いで、14,800円
- 1年前納の場合は、179,160円の一括支払いで、3,840円
- 6ヶ月前納の場合は、90,460円の一括支払いで、1,040円
- 当月末振替(早割)の場合は、毎月の保険料が、50円
となり、2年分に換算すると、それぞれ、
- 2年前納の場合は、14,800円
- 1年前納の場合は、7,680円
- 6ヶ月前納の場合は、4,160円
- 当月末振替(早割)の場合は、1200円
の割引額となります(以上、口座振替による前納の場合)。
国民年金は2年前納がお得
日本年金機構のサイトでは、平成27年度の2年前納の割引額は15,360円となっており、平成28年度以降もこれくらいの割引額で推移していくものと思われます。
※平成28年度、平成29年度の保険料額の上げ幅で割引額が確定します。
2年分の前納をすればおよそ1ヶ月分の保険料が無料になる計算です。
つまり、近い将来、厚生年金に加入するかもしれない休職中の人や保険料の減免を受けている人またはその予定がある人以外で、どうせ支払わなければならないものであれば、前納した方がお得ということです。
尚、一つ残念なことに2015年11月現在、2年前納の保険料の支払いはクレジットカード支払いが不可で口座振替しか対応していません。
国民年金前納の申し込み方法
国民年金前納の申し込みは、預貯金口座を持っている金融機関または年金事務所(郵送も可)へ「国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書」を提出することで行います。
国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書は、ネットでダウンロードすることができます。
1年前納と2年前納は、2月末までに申し込む必要があり、4月末に口座から引き落とされます。
以降は再度変更するまで同じ前納の仕方で支払うことになります。
国民年金基金も前払い(前納)がお得
この前納でお得になるのは国民年金基金も同じです。
4月から翌年3月までの1年分の掛金を前納すると0.1か月分の掛金が割引されます。月額5万円の掛金の場合は、5,000円ですのでバカになりません。
私も途中から前納に切り替えました。
国民年金基金も必ず支払う必要がある方は前払いがお得です。
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