先日、うつ病で入院していた彼(A)と連絡を取り合っていた男(B)が、私を含めた3人での食事会を設定してくれました。
彼(A)に会うのは、1年ちょっとぶりです。
リストカットをしたとか、鬱病で入院したとかいう話も、人を介して聞いた話だったので、どこまでが本当の話なのかわからなかったのですが、こちらから聞くまでもなく、本人のほうから色々と話をしてくれました。
Aの話によれば、家の風呂場でリストカットをしたものの死にきれず、再度自殺を試みようと車で故意に壁に激突したところを通りがかりの人に助けられて病院に運ばれたということでした。
3ヶ月の入院生活の後は、抗鬱剤を服用しながら生活をしています。
何がそんなに辛かったのかと聞くと最も大きな要因はやはり仕事上の人間関係のようでした。
10歳以上歳の離れた上司と、いい加減な部下などに挟まれてストレスが蓄積していたようです。
それに加えて、家族ともうまくいっておらず別居状態。
会社でも孤立し、家に帰っても独りです。
人に会ったり趣味に没頭したりとストレスを発散する場もなく、食事もろくに摂らない生活が続き、限界がきたようです。
そういえば以前、栄養失調で倒れたという話も耳にしてました。
死のうと思うくらいだったら後先考えずに会社を辞めれば良かったのに、と私だったら思うのですが、当の本人は針の穴ほどの視野しかなく、なかなかそうはいきません。
しかし、結果オーライです。
命に別状はありませんし、家族のもとにも戻れました。
抗鬱剤で誤魔化しながらですが精神的にも幾分楽な生活を送れているようです。
結果的に以前の生活から良い方向に向かっていることを良しと考えていいと思います。
実は、食事会を設定してくれた男(B)も、鬱病の経験者です。
サラリーマン時代、ずっと私と一緒に働いていたBは、私が会社を辞めた後しばらくして重責のある役職につき、鬱病を患ったようです。
彼は、発病して5年ほど経った今も抗鬱剤を服用しています。
長期間服用していますが、特に気になるほどの副作用はないと言ってます。
逆に薬の量を抑えたり、止めたりすると調子が悪くなるようです。
いわゆる離脱症状というやつです。
彼らは、第3世代・第4世代といった抗鬱剤の話で盛り上がっていました。
抗鬱剤には薬の進化とともに世代があるようです。
先に鬱病を患った彼(B)は第3世代、今回の彼(A)が第4世代の薬ということで、世代が進むごとに効果が高くなったり、副作用が軽減されたりしているようです。
しかし、これには自論があります。
薬も進化しているようですので、一概には言えませんが、個人的には鬱病などを患ってもできる限り薬には手を出さない方がいいと思います。
薬は依存性が高く必ず何かしらの副作用があります。
副作用に悩まされて止めようと思っても離脱症状があったり、症状も悪化するなど事態も余計に悪くなりがちだからです。
少し前に読んだ何かの本では、薬で縛る(利益の)ために病院では安易に薬を処方する傾向にあるらしく、それがかえって鬱病を長引かせる原因になっていると記載されていました。
そういった薬の副作用が鬱を悪化させるとする本もあります。
いずれも現役の医師が書いた本です。
うつ病は必ず治ります。
個人的な経験と目にした書物だけでの知識ですが、薬に手を出さなかったり、早期に薬から離脱した人の方が、回復するのは早いと思います。
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