以前勤めていた会社の同僚が鬱で入院したと聞きました。
直接本人から聞いた訳ではないので定かではないのですが、手首を切って気づいた時には病院のベッドの上だったとか。
私が会社を辞めてからもときどき一緒に食事をしていたのですが、最近連絡がないなぁと思っていた矢先でした。
サラリーマン時代の話なのでもう15年近く前の話になりますが、私が会社に勤めていたときは、仕事でも最も近い存在の一人でした。
歳も同じということで仕事上の愚痴とか家族の話とかもよくしていました。
まじめで大人しく、すごく気を使うタイプです。
溜まったストレスもうまく発散できるタイプではありません。
人からモノを頼まれると断れない性格で、仕事でも頼まれたことを必死でこなしていた印象があります。
当時から、辛いので会社を辞めたいとこぼしてましたが、私だけとっとと辞め、彼は15年近く経った今でもそこで働いています。
その後も会うたびに会社を辞めたいと言ってましたが、こんな地方に50歳を過ぎて拾ってくれる会社があるわけもなく、運よく雇ってくれるところがあっても年収はおそらく半分以下になってしまいます。
まだ学生の子供が二人いる彼がそんな条件を受け入れられるはずもなく、現状から逃げるに逃げられず鬱々とした日を過ごしていたようです。
私生活でも数年前に妻と別居し、冷暖房のない部屋で3年ほど生活していたと聞いています。
食生活も気になり、奥さんのところに戻ったらどうかと説得していましたが、当人たちにしか分からない難しい問題も色々とあったようです。
会社も、今すぐにでも辞めたいくらい辛く、奥さんとも別居、冷暖房のない家で3年も4年も一人で住んでいたら精神が参ってしまうのも無理はありません。
私も20代の頃に鬱的症状を患った経験がありますので、その辛さは手にとるようにわかります。
色々と順調に推移している私からアドバイスじみたことを言うのは逆効果だとわかっていましたので、一切言わないようにしていました。
私の周りでは鬱病は珍しい病気ではありません。
大げさな話ではなく私の周りの半数以上は鬱的症状を患い、薬を貰うために病院に通院したり、中には入院している者もいます。
30代、40代という年代が多いです。仕事も責任が重くなり忙しくなる時期です。
上司と部下に挟まれ仕事以外でもシガラミが増えてきます。
家庭では子供の教育費や家のローンなどで最もお金のかかる時期でもあります。
様々なプレッシャーが覆いかぶさり、少ない選択肢の中でもがき苦しむ年代です。
つい最近、彼が退院して仕事に復帰したと聞きました。
会社も協力してのリハビリ状態になっていると聞きました。
今回のことを機に奥さんとも一緒に生活するようになったようなので一安心です。
時間はかかると思いますが、うつ病は必ずよくなる病気ですのでゆっくり焦らずに療養していったらいいと思います。
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