60代は人生の楽園だが70代は一転

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ある統計データ分析家によれは、人生の中で最も悩みやストレスが少なく精神状態が良好な時期(のん気でいられる時期と表現)は、子供の頃を除くと60代だと分析されています。

60代は人生の楽園だが70代は一転

<引用元:60代は人生の楽園だが、70代以降は一転(プレジデント)

のん気という表現は少し違和感がありますが、上の表を見ると、男女ともに50代後半からのんき度(精神状態良好の人の割合)が急激に増加しています。

これは子供が独立して家庭の問題が落ち着いたり、特に男性の場合は会社での地位も確定し、さらにもうすぐ定年だと割り切って仕事ができるからではないかと思います。

そして、60代で会社を辞めると仕事上のストレスからも解放され、かつ心身ともにまだ健康なため精神状態良好の人の割合がピークを迎えるのだと思います。

しかし、残念ながら70代からは健康上の理由から急速に悩みやストレスが増え、のん気ではいられなくなっている人が増えています

実際、私も50歳でアーリーリタイアしてから60代になるまでの約10年間、ストレスから解放され、のん気に暮らしてきました。

そして、60代もそんな状態が続きそうな気がしますが、一方で段々と体が老化してきているのを感じると「70代以降は一転」というのも想像できます。

特に私の場合、アーリーリタイアしてのん気に暮らしてきた時間が長かった分、何か重大な病いを患ってしまった時の精神的な落ち込みは大きいかもしれません。

しかし、高齢となると悩ませられる疾病や老衰がむしろ、深刻な精神的危機に陥るのを救っている面もある、という見方もあるようです。

そう言えば、先日、知人と話していたら、就職したばかりの息子が適応障害を患い、引きこもりになったのですが、引きこもっている時に尿路結石を患い、そちらに気が向かったためか、適応障害が治って通勤するようになったとか。

そういうことかもしれませんね。

しかし、上の表の数字を楽観的に捉えれば男性の場合は80歳を過ぎても6割以上がのん気でいられる訳ですからあまり深刻に考える必要はないのかもしれません。

そして、今できることは、健康なメンタル状態で生きれる時間を増やすために、心身の健康に留意して生活する、につきるでしょう。

そのためには、食生活に気をつけて適度に運動したり人とのコミュニケーションをとったり、また質の良い睡眠を取ったりしなければなりません。

⇒ セミリタイア生活

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