シニアの私の睡眠事情

シニアの私の睡眠事情

久し振りのブログです。

ブログを書く間隔が空けば空くほど、どういう訳かブログを書く気も萎えてしまいますね。

そう思って延び延びになっていましたが今日は久しぶりに!

今日は、私の苦手な睡眠の話です。

60歳以上の約3割の人が何らかの睡眠障害を有していると言われていますので、読者の中には関心がある人もいると思いますし。

シニアの私の睡眠事情

50歳にアーリーリタイアした有栗も昨年60歳になり、二人の孫ができ、年金生活(国民年金基金)に入りました。

ストレスもなく快適な生活を送っている訳ですが、睡眠をとることだけは依然苦手です。

そう思い込んで眠れないという心因的な部分もあるかもしれませんが、夜も昼も眠くなるということはまずなく、覚醒状態が続いている状態なのです。

自律神経がうまく働いていないんでしょう。

昨年の中頃までは、海外から個人輸入したメラトニンに市販のサプリであるGABAやラフマ、グリシン、テアニンなどを組み合わせてどうにか眠れていたのですが、看護師の妹から、いい睡眠薬が出ているみたいだから試してみればと聞き、先生(医者)を紹介してもらいました。

早速、先生に会って話をすると、まともなエビデンスのないサプリよりもエビデンスがしっかりある睡眠薬がいいかもしれませんね、と。

それでも薬には抵抗があることを伝えると、副作用はないとは言えないけど、それよりも質のいい睡眠を十分にとれない方が健康リスクが高いですよ、とも。

しかも、従来の睡眠薬はベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系と言ったものが主流で、依存性があり、それなりの副作用もあるので問題もあったらしいのですが、数年前に発売されたデエビゴという薬は、依存性も極めて少なく副作用も少なく比較的安全だと言われました。

現在は比較的軽い不眠症の第一選択薬だそうで、処方日数制限もなく、高齢者だからといって量の制限もない(若い人と同じく1日10mgまで処方できる)薬だそうです。

ただ、従来の睡眠薬と比較して作用が弱めなのでデエビゴだけでは眠れない人もいたり、人によっては悪夢を見る副作用が出て続けられない人もいるといいます。

悪夢の件は少し怖かったのですが、結局試してみることにしました。昨年の今頃の話です。

合わなければ止めればいいだけの話です。5mgからです。

最初の頃はイマイチ入眠ができなかったり、中途覚醒後再入眠できなかったりしたものの、飲み方のコツを掴んだ後は眠りは安定してきました。

幸い私の場合は夢は増えたものの悪夢はみません。

ただ、翌日の日中まで眠気が続く場合があるのが唯一の難点です。

ちなみに昨年の秋、デエビゴではイマイチ入眠ができなかった頃、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬がどのようなものか試したく、頓服として1週間分処方してもらったことがあります。

フルニトラゼパムというものです。

デエビゴとは睡眠へのアプローチメカニズムも違い、抗不安・筋弛緩作用もプラスされていますので、不安や緊張があって眠れない人にも効果があります。

私も1錠(1mg)飲んで30分もするとコロっと眠れました。

半錠(0.5mg)で試してもそうでした。

私の場合、ベッドで本を読みながら眠気がきた時に寝る習慣があるのですが、フルニトラゼパムを飲むと最後に読んだ2~3ページ分の記憶が飛んでいます。

脳には悪そうな気がしました。

フルニトラゼパムは、脳の機能を強制的に低下させる睡眠薬で錠剤の中味が青色。よくないことに使用されないように水に溶かした時に青くなるように設計されています。

アメリカやカナダでは持ち込みが禁止されているほど強力な睡眠薬です。

日本では容量を守れば安全という認識で処方は少なくないようですが、世界的には日本の睡眠薬の処方の仕方は問題になっているようです。

実際、依存性も高く、慣れると離脱も難しいようです。

これに対してデエビゴは、自然な眠気を強くする睡眠薬です。

3日ほどフルニトラゼパム試した後はデエビゴに戻り、それからはずっとデエビゴです。

一般的な薬の飲み方をネットで検索し、デエビゴを飲む時の水を倍にしたところ効果てきめん。すっかり眠れるようになり、睡眠の質も高くなったと実感しています。

睡眠薬!最近、一家心中を図った歌舞伎俳優で話題になりましたね。服用した薬の一つはここに書いたフルニトラゼパムだったようです。

デエビゴも新しい薬ですので安全と言い切ることはできないと個人的には思っています。長期服用のデータもありませんので何が起こるかわかりません。

極力生活習慣を改善して服用する量は極限まで下げていきたいと思っており、現在は、デエビゴ3/4錠(4mg弱)で十分眠れるようになりました。

1/2錠まで落とすのが目標です。

寝なくてもいつか眠れるわけだからいいじゃん、短時間でも眠れればいいじゃん、という人もいますが、そうではありません。

睡眠時間には個人差がありますが、7~8時間眠るのが最もいいようです。

睡眠不足や睡眠過多が続いたり、睡眠の規則性が乱れると、自律神経が不調になって、胃腸を壊したり、精神的な病気になるリスクを高めたりと様々なことに影響してきます。

3食食べてしっかり眠る。これからも食事と睡眠は重視していきたいと考えています。

⇒ セミリタイア生活

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