先日、俳優の大杉漣さんが亡くなりました。
特にファンだったという訳ではありませんが、テレビでもよく拝見していましたし、歳もまだ若かったので訃報を聞いた時は思わず「えっ」と声をあげてしまいました。
私自身、もう若くないこともあって、こうやって比較的若い人が亡くなると、その都度、死というものを身近に考えるようになってきています。
人間いつ死ぬかわからない
「人間いつ死ぬか分からない」という言葉も若い頃であれば実感なくスルーできていたものが、最近ではハッとさせられる言葉になってきています。
66歳といえば、ほぼ10年後の私です。
大杉漣さんの訃報が流れた時は妻も驚き、「生きたいように生きてる?」と私に何度も聞いてきました。
思うに、私の場合、サラリーマンも自営業も辞めて好きなことして生きてる訳ですから人よりは生きたいように生きてるんじゃないかと思います。
妻にもそのように答えました。
好きなように生きるとは?
若い人や身近な人が亡くなると、時間は有限であることに気づき、その都度本当に生きたいように生きているかと自問自答することがあります。
しかし、現実問題、この先何十年も生きていく可能性の方が高く、好き勝手して人生を途中で破綻させるわけにもいきません。
実際に余命を宣告されると生き方も変わると思いますが、それは極端な話です。
多くの人が、将来破綻しないように、将来をより良いものにするために、家族を守るために、周りや相手のことを考えて、少なからず自分の今現在の自由や楽しみを犠牲にして生きています。
そして結局のところ、自分ではそれが計算された最も幸せになる方法だと信じています。
私も人生一度きりだから好きに生きようということでアーリーリタイアしましたが、これも、将来のことや家族のことなどを考えた上で、慎重に考えた結果です。
後先考えずに働くことを辞めることはできません。
つまり、好きなように生きるということは、先のことや周りのことなどを考えて今選択可能なものから自分が最もやりたいことをチョイスしながら生きることだと思います。
随分前、と言っても結婚した後ですが、若い女性から誘われたことがあります。
その時の悪魔のセリフが「人生一度きりですよ。楽しまないと損ですよ。」という言葉でした。
そうだな、人生は一度きりだな。そう思いましたけどね、その一度きりの人生を幸せに生きていくためにもその時は我慢しました。
ここで勘違いするかどうかが、幸せを継続できるかどうかの分かれ道です。
好きなように生きるという意味を勘違いしないようにしないといけませんね。
そんなことを考える今日この頃です。
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