ブログの中に健康に関する記事があるとブログ全体の評価が下がるのかの検証結果

ブログの中に健康に関する記事があるとブログ全体の評価が下がるのかの検証結果

こんにちは有栗です。

DeNAが運営していた健康・医療系まとめサイトのWELQ(ウェルク)の問題が発端で、Googleの検索結果において「医療や健康に関連する検索結果の改善措置」がとられ、専門家でもない者が書いた健康に関する記事は順位を落とすというアルゴリズムになりました。

そこで、先日、ブログの中に健康に関する記事があるとブログ全体の評価が下がる(検索結果の順位が下がる)のかを検証、という記事を書きました。

ここのところ、Googleにおける検索結果において、当サイトのアーリーリタイアに関する記事の順位が軒並み下がってきていますので、その原因が「健康に関する記事を書いているからではないか」ということを確認・検証してみたかったからです。

2ヵ月近く経ちましたので今回はその検証結果を報告したいと思います。

ブログの中に健康に関する記事があるとブログ全体の評価が下がるのかの検証結果

検証方法は、健康に関する記事の殆どをnoindex(Googleの評価対象から外す)にするというものです。4月の上旬に対策を施して2ヶ月ほど経ちました。

サーチコンソールで確認するとGoogleもnoindexにしている記事を検知済です。

この検証方法が結論を出す最適な方法かどうかはともかく、検証の結果、下記のようにGoogleの検索結果の順位は上がりませんでしたので、「アーリーリタイアに関する記事の検索結果の順位が下がったこと」と「健康に関する記事がブログ中にあること」に因果関係はないと結論付けることにしました。

※日々、順位は変動してますが、大方、こんな感じで順位の変動は通常のものと変わりません。

検索用語 noindex前
4月の順位
現在の検索結果順位
アーリーリタイア ブログ 44位 35位
アーリーリタイア 後悔 8位 17位
アーリーリタイア 55歳 40位 44位

国内で利用されている検索エンジン

ところで皆さんは普段、検索エンジンは何を使われているでしょうか。

Googleの検索エンジンが9割以上

多くの人はGoogleかYahooだと思います。

実際、日本国内でのPCでの利用割合での調査でも

  • Googleが7割ほど
  • Yahooが2.5割ほど

となっており、GoogleとYahooで9.5割を占めています。

モバイルになるとさらにこれらの検索エンジンが使用される割合は高くなります。

そして、YahooはGoogleの検索エンジンを使っているので、殆どの方がGoogleの検索エンジンを使っているということになります。

Bingがシャアを伸ばしてきている

しかし、そんな中、少しづつシェアを伸ばしている検索エンジンがあります。

それが「Bing」というものです。

参考:https://www.bing.com/

Bingは、Microsoftが独自に開発を進める検索エンジンです。

Googleがシェアを落としている中で、まだ5%程度とはいえ着実にシェアを伸ばしています。

米国では、YahooがBingの検索エンジンを採用していることもあり、Bingはインターネットユーザーの3割以上ものシェアがあると言われています。

日本では、Yahooの検索エンジンには採用されなかったものの、近年は、PCを購入すれば、マイクロソフトのWindows10に標準搭載されているブラウザソフトにおいてBingがデフォルトの検索エンジンとして設定されています。

今後もWindows10への買い替えが進むにつれ、シェアは拡大するものと思われます。

YahooがBingを採用していれば、アクセス数は倍にはなった?

当サイトでもBingからのアクセスは少なくありません。

シェアが5%程度と知れていますが、狙ったキーワードで多くのページが上位表示されていますので、安定したアクセスがあります。

2019年5月31日時点でのBingでの順位はおよそ次の通りです。

アクセスの多いワード 2019年5月31日時点の順位
アーリーリタイア 17位(つい先日まで5位)
アーリーリタイア ブログ 2位
アーリーリタイア 50歳 3位
アーリーリタイア 55歳 4位
アーリーリタイア 後悔 1位
アーリーリタイア 失敗 3位
アーリーリタイア 貯金 8位
セミリタイア 50歳 2位

これらの他にも、Bingでは狙ったキーワードで殆どが1ページに表示されており、2年前のGoogleでの検索結果と類似しています。

参考:当サイトの人気記事ランキング:2017年

結論としては、私の対GoogleにおけるSEO対策は、2年ほど遅れているということでしょうか。

アフィリエイトで作っているサイトも概ねこのような傾向ですが、何しろBingのシェアがまだまだなので、殆ど収入には結びついていません。

YahooがBingを採用していたら現時点ではもっとアクセスが見込めたと思いますし、アフィリエイト収入ももっと多かったと思いますね。たらればを言っても仕方がないことですが。

でも実際に検索をかけてみるとBingの方が欲しい検索結果を返してくれることがときどきあります。今後はシェアを伸ばしてくるかもしれませんね。

Googleはやりたい放題なのでBingには頑張ってもらいたいものです(^^)

まとめ

ともあれ、「アーリーリタイアに関する記事の検索結果の順位が下がったこと」と「健康に関する記事がブログ中にあること」に因果関係はないようです。

どうして検索順位が下がったのか?は、他でやっているアフィリエイトサイトにも活かせることなので個人的には興味深い事象です。

いくつか疑う点があるにはあるのですが、何しろ検証には時間がかかります。かといって、2つ3つ同時に対策を講じると、どれがどう作用したかを特定するのが難しくなります。

時間はありますし、このサイトでは利益を求めている訳ではありませんので、次はTOPページを少し変更してみようと思います。

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